風邪をひいたら滋養強壮?!というのを書いてみました。これから春節を迎え、季節の変わり目に突入します。風邪をひきやすくなるので要注意です。
うちの事務所のメンバーで、糖尿病を患っている人がいて、風邪で体調を壊してここ2日休んでいます。
普通に健康な人なら、風邪をひいてもとくに心配はしないのですが、糖尿病という持病をもっていると別です。しっかりと休養しなくてはいけません。
糖尿病の治療では、血糖値のコントロールが大切なわけですが、血液がどろどろになりやすいため、肺循環が滞り、血液中の酸素濃度が下がりやすくなります。また、血液の循環が思わしくなると、体にたまった細菌やウイルス、毒素などを気管支の先の先のほうから素早く排出できなくなるので、どうしても風邪などの病気をこじらしてしまいます。
さらに、「風邪をひく」という状態は、体の正常な状態ではないわけでして、先日も
お話ししたストレスがかかっている状態とある意味似ています。そのため、体は血糖値をあげる方向に持っていくようになります。血糖値が過剰に上がってきて、ケトーシス(ケトン症)になってしまい、さらに酸血症になったりすると昏睡状態になってしまうことも。
そこまでいかなくても、糖尿病の方は普通の人以上に風邪をひかないように十分に注意しないければならないのです。
日常的にも、情緒は血糖値に影響してきますし、換気に気をつけて、新鮮な空気をしっかりと吸って適度に運動し、抵抗力を高めることがなによりも大切です。
私はオフィスのあの淀んだ空気が大嫌いです。これでタバコを吸うような人がおれば、まさに地獄ですよね。だから、私の診察室では、冬でも窓が少しあいているのはそのためです。
ちなみに、糖尿病を患った高齢者などが、肺での感染症を引き起こして重篤化すると、死亡率が倍以上になるともいわれています。
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「我が愛しの上海へU」-理想の中医学と漢方を求めて(本日
更新しました。)
posted by 藤田 康介 at 00:00|
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