2010年02月22日

ヒマラヤという建物と日本人建築家

 我が家の近所でもないのですが、自転車で10分ぐらいのところに、なんか不気味な建物が出来つつあります。

 これも我が家の目の前にあるショッピングモールなのですが、親指広場を開発した証大集団が開発しているプロジェクトで、ここに巨大商業エリアが出来るようです。名前は「喜瑪拉雅(ヒマラヤ)中心」といいます。開通したばかりの地下鉄7号線駅の花木駅のすぐ上にあり、ターミナルとして今後発展してくることでしょう。

 証大集団は、文化センター的な施設の整備を進めており、この喜瑪拉雅中心も同様の位置づけです。美術館やコンサートホール、さらに高級ホテルまでも併設されるという豪華版。上海に勢いがあることを感じさせる、建築面積18万平方メートルの巨大施設です。

 ところで、この喜玛拉雅中心ですが、設計したのが日本の建築家磯崎新先生であったことは、私は知りませんでした。磯崎新先生といえば、我が故郷奈良県の「なら100年会館」が思い浮かびましたが、また我が家の近所に登場するとは。。。
 
 私が異様と感じてしまった、真ん中部分の造形「美」ですが、どうやら林をイメージしているらしいです。現在はコンクリの裸の状態で、不気味な威圧感があるのですが、完成したらどういう雰囲気になるのかものすごく楽しみです。
 
 高層ビルがタケノコのように林立する上海は、建築マニアにとってはたまらないでしょうね。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2010年02月21日

梅の開花

 日本有数の梅の産地、和歌山県田辺市で、梅の発育が最近思わしくないというニュースを読みました。
 新規発生、昨年の2倍 梅生育不良という記事なのですが、現地住民が発電所からの排煙と因果関係があるのではないか、ということで調査をしてました。梅は、植物の中でも大気汚染に極めて敏感だといわれています。

 実は、上海でも同じようなことがありました。

 二酸化硫黄などの汚染に敏感に反応する梅は、工場が市内に集中していた1980年代の上海にはほとんど植えられませんでした。植えてもうまく生育しなかったからだそうです。そのため、淀山湖など市郊外に梅林が作られました。今では、立派な梅林に成長しいますね。

 その後、汚染問題が徐々に改善され、21世紀に入って、今では内環状線の内側にある世紀公園でも梅林が見られます。今年も、蝋梅も含め、全部で3500種類の梅が植栽されています。昨日も公園を歩いてみましたが、梅のいい香りが漂っていました。

 世紀公園では、今年は2月28日前後が見頃のようです。28日は元宵節にも重なるし、きっと多くの入場者で賑わうことだと思います。上海人は梅と桃の花が大好きです。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  産婦人科にも中医学を導入する動き更新しました。

蝋梅
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2010年02月20日

包子の魅力

 外来で、江蘇省からの患者さんが差し入れてくださったオリジナル包子。皮がもちもちとしていて、非常に美味でした。

 上海で生活していると、1週間に数回は朝食などに包子を食べることがあると思います。日本では豚まんやあんまん、カレーまん程度しかないバリエーションですが、中国では各地で様々な包子のバリエーションがあり、非常に楽しい食べ物だと思います。地方に行くと、豆腐を包子に入れたりすることもあります。先日は、黒ごままんを食べました。

 最近、上海人の朝食が乱れているという話を栄養学の専門家が言っていますが、手軽で栄養のバランスがとれている朝食として、菜包(野菜まん)が挙げられていました。肉まんはカロリーが高すぎるようです。野菜まんも、場所によって様々なバージョンがあります。

 さて、今回頂いた包子の餡は、今まで経験した中で初めて食べたものでした。
 野菜以外にも、ニンニクやネギ、小さい干しエビが入っていたのには驚きました。すこしピリ辛系なのですが、味はマイルドなのでとくに気になりません。非常に珍しい包子をいただき、恐縮です。

 そういえば、上海の包子は、年々小さくなってきていますね。外側の生地も、妙に白いものが増えているように思います。久しぶりに、我が家でも包子を作ってみようか!と妻と話していました。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて   本日過労死を未然に防ぐためのシグナルを更新しました。

プリプリで美味しかったです
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