2010年02月19日

朝の出来事 2つ

 昨日は南翔に行っていたので、軽く1万2千歩歩けましたが、今日は机にかじりついているので無理そう。1万歩歩こうと思えば、かなりの心の余裕と時間がいりますね。がんばらないと。
  
 さて、今朝の出来事です。

その1

 今朝は何かと荷物が多かったので、最寄りの上海科技館の駅までタクシーで出かけたました。今日は連休の最終日なので、まだタクシーはかなり閑。マンションの入り口にも、長いタクシー行列ができていました。

 駅までは我が家から初乗り12元で行けるのですが、精算を済ませてタクシーを下りてしばらくするとガチャーンというイヤな音が聞こえてきました。どうやら、Uターンに失敗して、さっき乗ってきたタクシーが路線バスと衝突しておりました。。。

 目の前での事故で、すこしびっくり。12元の運賃で事故とはお気の毒に。
 やはり安全運転第一でないと。

その2

 地下鉄2号線は連休中ということもあり、ラッシュ時といえどもかなり空いています。といっても、座席は全部埋まっていて、立ち客がちらほら。

 連休中なので、高齢者が結構乗車してきます。ある駅で、70歳ぐらい?のおばあちゃんが乗ってきました。座席はありません。そうすると、一斉に前後向かいの3人の若者が立ち上がり席を譲ろうとしました。上海では本当に積極的に席を譲ります。

  結局、このおばあちゃんは「まだまだ足腰がしっかりとしているので、大丈夫」といって、席には座りませんでした。
 でも、3人の若者が一斉に席を譲ろうと立ち上がったことに私は感動してしまいました。日本だったら、昼寝を決め込む人も少なくないですから。

 最近、特にこういった中国人のマナーに感心するようなことが増えてきたように思います。自然に行動できることがいいですよね。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて   更新しました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2010年02月18日

南翔

 上海にいても、あまり春節の雰囲気が味わえないので、地下鉄11号線が開通していま少しホットな嘉定区エリアへ行ってきました。

 11号線、確かに速度が出ています。報道では最高時速100キロまで出せるということでしたが、レールのつなぎ目を刻む音を聞く限り、一部の区間で時速100キロ近い速度は出していました。上海の地下鉄では、画期的なことです。

 さらに、南翔駅から北側では地上に出てきて、ずっと高架鉄道の状態です。ただ、防音壁がかなり邪魔で、景色があまりよくないのが難点。窓の外はすべて壁といったところもありました。

 南翔へは10年ぐらい前に行ったことがありました。ちょうど、台湾人の友達の親戚が南翔に住んでいて、彼と一緒に春節に訪問した記憶があります。ここで、台湾人というのは、大陸の至る所に親戚がいるんだ、ということを実感しました。彼らにとっては、単に海外に親戚がいるというレベルではなく、密接につながっている関係です。こうした関係は、外国人として中国にいる私たち日本人にはなかなか理解できないかもしれません。
 道理で、台湾人や香港人、マカオ人にはビジネスをする上でも、さまざまな優遇を与えられているわけです。中国大陸の弁護士試験(司法試験)にしても、外国人は受験できませんが、台湾人はできます。医療の世界でも、台湾人は受験できても外国人が受験できない資格もあります。それぐらい、華人のネットワークは強固で差別化されています。

 南翔といえば古猗園が有名。明代に建設されて、400年の歴史を持つ庭園で、蘇州の拙政園に近い風格を持っています。さらに、市内から移築された建物も保存されており、ちょっとした散歩にはいいと思います。せっかくなので、ちょっとレポートも書こうと思っています。

市民で大賑わい これぞ新年の雰囲気


 南翔といえば、小籠包が有名で、古猗園路の両側には小籠包の店が並んでいます。街自体はこじんまりとして、歩くのにはちょうどよい大きさです。特に、人民街と呼ばれるエリアは、10年前はかなりぐちゃぐちゃだったのですが、いまでは「古鎮」としてきれいに整備され、観光ルートにもなっています。

 ここまでくると、上海語もイントネーションが違うので、ああ、郊外に来たんだなという実感が出てきます。というか、地元の上海語が聞き取れないのです!何となく田舎なのですが、人々も素朴でいい感じです。

 せっかく来たので、雲翔寺で初詣。立派な金ぴか大仏が3体もあるんです。人もあまり多くなかったし、静かにお参りできました。

 11号線は江蘇路から出ていて、江蘇路駅で2号線と乗り換えが可能です。ただ、まだ運転時間が9時〜16時なので不便。この日も、私は最終の地下鉄に間に合わず、帰りは路線バスで戻りました。さすがに地下鉄で20分程度の距離でも、路線バスだと1時間弱はかかりますね。地下鉄による効果はすごいものです。
 
 でも、確実に繋がっています。地下鉄で、横に坐っている嘉定区に住んでいると思われる一家は、久しぶりに地下鉄で上海市中心部に繰り出したようですが、子供がKFCとマクドナルドをむしゃむしゃ食べていて、お母さんがさらにピザハットのテイクアウト用袋を持っていました。
 子供はさぞかし満足そうに食べていましたが、「ハレの日に食べるファーストフード」という発想は、田舎へ行けば行くほど残っていますよね。道理でこの子供はしっかりと○○でした。
 
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて   更新しました。少し古いテーマですが、まだ書いていなかったので。大豆と肺がんです。

上海科技館の駅についたらもう夕方。あまりにも人が少なく、街の雰囲気の違いにびっくり。連休で車も少なく空気は澄んでいます。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2010年02月17日

春節の過ごし方の変化

 「迎財神」のご来臨で、昨日の夜から今朝にかけて相変わらずものすごい爆竹です。春節のイベントも、初五(新年の5日目)までくると、一段落といった感じですよね。

 旧来、春節の時期には、しきたりが色々あり、たとえば、掃除をしてはならない、とか、散髪にいってはならないとか、面倒だったようですが、最近の上海では特にうるさくありません。むしろ、せっかくの休みだから家をしっかりと掃除したいし、散髪にも行きたいわけで、私は2つともやってしまいました。

 ただ、行きつけの店に散髪にいったものの、理髪店も人手不足。小姐が田舎に帰っているのでシャンプーはできません、という張り紙もありましたし、料金は通常の50%増しにしているところもありました。でも、そこそこお客さんは散髪にきていました。

 この日は、家族ぐるみで交流のあるS弁護士とW弁護士たち9人で中山公園で会食。もちろん、娘も参加しました。

 私がびっくりしたのが、この時期の外食産業の賑わい。これまで中国人の春節といえば、自宅で食事というケースが多かったのですが、最近では外食に行くことが普通になってきているのですね。

 外食産業でも出稼ぎ労働者不足で、客は多いのにウエイターさんが足りない。おかげで、メニューが全部出てくるのに数時間かかりましたが、なんといっても1年の始まりだし、イライラすることもなく会食を楽しめました。

 久しぶりに人の多い場所に行った我が家の娘もかなり興奮気味。「竜之夢」の広い廊下を一生懸命ヨチヨチ走っていました。

 外来人口に頼り切っている上海。この人手不足が完全に解消されるには、元宵のころまで待たなくてはいけません。

 今日は、これから嘉定区へ行ってきます。

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