最近、日本ではあまり霧やスモッグの日が減っていますが、中国の沿海部の都市ではまだまだ頻発しています。必然的に、鼻炎や気管支炎、咽頭炎など呼吸器疾患のトラブルが急増するため、特に喘息・肺気腫・慢性気管支炎の持病などをお持ちの方は、要注意です。
最近、西洋医学の病院をまわって様々な検査を受けても、原因がわからない咳が多く、中医学や漢方での治療に来られています。こういった自然界の変化密接に関係があると私は睨んでいます。
さて、スモッグや霧の天気の対処法ですが、基本的に以下のようなことを守っておく必要があります。
まず、屋外での運動はなるべく避けること。特に朝の運動の習慣がある人は、やめておいた方が無難です。もう少し霧が晴れてからにしましょう。
さらに、手洗いをこまめに。家に帰ってきたときは、まずはしっかり手洗い。お子様にも注意してあげてください。部屋のなかの換気は大事ですが、霧やスモッグが出ているときは換気は控えましょう。一方で、大通りのそばに住んでいる人は、交通量が多い昼間はあまり窓を開けないように。最近のデータで、上海に舞っているほこりなどの微粒子の数は、単位面積あたりでは東京の4倍以上というデータが発表されています。それと、交通渋滞に巻き込まれたら、車の窓は閉めて、エアコンをつけるようにしたいものです。
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また、霧などが発生していて、気圧の低いときは、体の調子が今ひとつという人も多いはずです。心臓病などの発作も起きやすくなります。情緒的にも不安定になりやすく、いつもよりスローペースで、イライラしない生活をすることが大切です。血圧も上がりやすい傾向にあるよに思います。こんな時は、体の代謝を良くするためにも、いつもより多めに水分を摂取することも心がけてください。
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「我が愛しの上海へU」-理想の中医学と漢方を求めて 本日更新しました。テーマは中医学の「黒ごま」です。