2010年02月13日

親戚一同集まって

 今年の春節は上海でした。日本では1月1日のおせち料理がメインになりますが、中国では春節の大晦日の食事がメインで、この時までに田舎に戻れるかが大きな意味を持っています。

 我が家では、妻の実家が上海なので、今年も閔行区の親戚の家にみんな集まって食事をしました。「年夜飯」です。もちろん、子供たちや高齢者には「紅包」を準備していきます。私は、義母・義父には毎年なにか実用的なものを贈っていますが、今年、妻の両親には娘の面倒を見てもらうことで非常にお世話になっているので、パソコンをプレゼントしました。義母は会計の仕事をパソコンでやっているのですが、8年前のパソコンではやはり具合がよくなかったのです。

 子供へあげるお年玉ですが、親戚関係なら関係も濃厚なので、500元ぐらいが相場のようです。もちろん、気持ちの問題なのですが、春節の大晦日や春節に子供のいる中国人家庭を訪問するとき「紅包」は包んでいった方がいいと私は思います。真っ赤な袋は、スーパーにいけば手に入ります。

 中国の春節は好きです。あまり肩を張らないし、いつも会わない親戚たちとも交流ができます。ざっくばらんに色々な会話に花を咲かせることができます。美味しい料理をつつきながら、食卓をかこむ中国の習慣はいいものだと思います。
 
 中国の人たちは、この日のために1年がんばって仕事をしているといっても過言ではないですから、親戚・家族で集まるという絆を非常に感じますよね。今年、うちの社員も無事故郷に帰れたようで、メールをもらってほっとしました。
 

 我が家でも、夜は爆竹とまでは行かなくても、娘と花火を楽しみました。手持ちのかわいい花火も売られています。
 従姉妹は花火を怖がっていましたが、うちの娘はとりあえず大丈夫。元々は魔除けの意味合いがある花火や爆竹。派手にならすことにはそれなりに意味があります。今年は、天気があいにくだったため、音は例年ほどではなかったような気がしましたが、それでも窓ガラスが響くほどの爆竹・花火がありました。 

 なにより、娘が生まれてから、日本の正月や中国の春節など、そうした節目のイベントの大切さがよくわかるようになりました。、娘には両方の文化の楽しみ方を知ってもらえたらと思っています。

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「我が愛しの上海へU」-理想の中医学と漢方を求めて 


これでもかと肉料理がでてきますが、どの家でも年夜飯は凝ります 中国での行事では「食」は欠かせないですね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類