
地下鉄で通勤通学する市民が増えているので、通勤時の秩序というのは、結構市民にとっても一日の始まりの心の動きに影響するのではないでしょうか?いや、少なくとも私はそうです。
今朝も、地下鉄9号線で世紀大道駅に入ってくる地下鉄に乗るべく、ドアの前に並んでいました。ほとんど、どこの入り口でも2列にきちんと並べているのですが、中には数名、こうした行列に並びたくないという市民がいるものです。
運悪く、私の列の隣にその人がやってきました。50歳ぐらいのお母さんと20歳前後の娘さん2人です。私は、てっきり後続の電車に乗るのだとおもっていたのですが、列車がホームに入ってくるやいなや、堂々と割り込んできます。
まったく、朝からイヤだなと思いつつ、
「並べ!」
と注意すると、
「なんでならばなあかんねん!」
と答えが返ってきました。(笑)
さらに、娘さん曰く、
「列の横に立っているけど、列の最後に乗るのよ!文句ある?」
といういいわけが始まりました。そうなると、私ももうつきあってられません。
注意されても、素直に聞けないのが上海人に多いように思います。言い訳だけは一人前。こういったとき、地方からきた出稼ぎ労働者の人たちは、笑いながら、「あ、ごめんなさい」といいますよ。
どうしてこうやってけんか腰になってしまうのか、困ったモノです。
ここで、言い返さずに、素直に並べば、ことは簡単にすむのに。
でも、こうやって上海の街で生活していると、小さなマナー違反でも注意できる環境になってきたことに、我ながら上海の進歩を実感しています。以前なら、注意する気も起こらなかったし、そういったぐちゃぐちゃが当たり前なんだと思ったりしていました。自分もそのぐちゃぐちゃに紛れ込んでみたりして。それが上海流とか勝手に思っていましたが、やっぱりそうではないですね。
世界共通のマナーは、ここ上海でも浸透してきたということでしょう。結構なことです。
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