2010年04月06日

歩くときも必要ですか?

 今の上海、「上海万博だから」といえば、何でも通ってしまうところがちょっと怖いのですが、街がそれでよくなるのなら、よしとしなくてはいけません。

 でも、なかなかよくならないのが「歩きタバコ」。本当に、上海の歩きタバコはかなりの重症です。

 普通に上海の街を歩いていて、特に繁華街などを散策していると、100%の確率でタバコのニオイと煙に遭遇します。タバコを吸っている人は、気持ちいいのかもしれませんが、町中どこにいってもタバコのニオイがするのは、正直きついですよね。

 今の上海の状態だったら、タバコを吸わない人がマスクをしたほうが、手っ取り早いぐらい歩きタバコが多い。上海の街の空気がくすんで感じるのも、車の排ガス同様、タバコの煙も絶対関係あると思います。
 私も、以前はあまり気になっていなかったのですが、娘ができてからタバコの煙に敏感になりました。赤ちゃんのまだきれいな肺を、そんな煙で汚染させたくないです。

 でも、先日上海動物園に行ったとき、パンダコーナーの展示場所でも、係員の人3人が3人ともタバコをふかしていたのには驚き。密室の空間に煙が充満していて、とても子どもに見せてあげられるような環境ではないです。公共の場所で「禁煙」と言っていたくせに、全然守られていない。

 タバコを吸うということが、あまりにも日常当たり前で、吸わないほうがなんか恐縮してしまうような中国の社会。禁煙に関していうと、キャンペーンをがんばっても、上海万博までには間に合わないと思います。

 一応、レストランでの分煙と禁煙は行われつつありますが、これもどこまで徹底されているのかかなり怪しい。

 うちも事務所ではだれもタバコを吸いませんが、両隣のオフィスからはタバコの煙がモクモクと漂ってきます。喫煙都市、上海!

レストランに貼られている禁煙を呼びかけるポスター


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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類