最近、気がついたのですが、私がスーツを来て自宅を出るときは、手を振って「バイバイ」をします。ところが、普段着で出て行こうとすると、私の後ろを追いかけてきて、自分も出て行きたいとせがみます。ちゃんと区別できているようです。
上海で生活をしていて、一番困るのはやはり子どもの自然な遊び場が少ないこと。自然が殆どないので、樹木や土と戯れることはできないし、砂場すら公園にありません。これは正直言って、悲しいことです。
我が家の近くにある聯洋広場には、3階に子供用の遊ぶ施設があります。有料で、1回50元。ただし、回数券もあり15回で300元になります。1回きりでは高く感じますが、15回ならまあまあ。人工的な空間ですが、それなりに子どもが楽しめるようになっています。
乳幼児用と児童用に遊び場に分かれていて、娘が行ったのが幼児用。遊具はなかなか良くできています。こけても痛くないようにフワフワのマットが敷かれていますし、思いっきり暴れても大丈夫なように工夫されています。
娘はこの中で、ボンが気に入りました。ボンとは、娘の言葉ではボールのことで、ボンをみると興奮します。デジカメで風船の写真を見せても興奮するぐらいですから、子どもが何が好きかは検討がつきませんね。
あと、地下迷路のような空間も娘は好きです。そうした遊具もここにはあり、潜り込んでは、反対側の出口にでてみたり、同じ動作を何回もして楽しんでいました。
確かに、こうした人工的な遊具があるところのほうが、安全だし、親も余計な心配をしなくて遊ばせることができますね。でも、私はなんか足りないと思うのです。
おそらく、それは、ひょっとしたらケガするかもしれないという緊張感ではないかと思います。この空間は、考えてみれば極めてバーチャルなわけで、こういう場所で遊んでばかりいると、あまりよろしくないのでは?というのが我々夫婦の考え。
やっぱり、自然の中で沢山遊ばせてやりたい。ワクワク感を自然の中で感じてもらいたいと思ってしまいます。
でも、週末になるとものすごく沢山の親子連れが遊びに来ていますね。子どもが爆発的に増えた上海ですが、今後どのように子供たちを遊ばせるのか、都市化があまりにも早かっただけに、難題でしょう。
しかし、子育ては楽しい。毎日、発見の連続です。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて 本日更新しました。