2010年04月11日

自分がいつでも正しいと言い訳する人

 またまた世紀大道駅での出来事。
 
 前回も行列の割り込みについて書きましたが、今日もまた新手に割り込みと遭遇。

 今日は、注意してイヤな気分になりたくなかったので、私は傍観者になってしまいました。

 世紀大道駅は9号線の始発駅に近いので、かなりの確率で坐ることができます。そこで、乗車前にたいていの市民は2列の行列を作ります。並び方は、日本と(少なくとも大阪とは)異なっていて、ドアが開く部分をあけて、両側に1列づつ並びます。

 結構な行列が今日もできました。

 そこに、後ろから男性がやってきました。これだけの人がいるのだから、後ろに絶対並ぶのだろうと思ったのですが、この男性はかなり度胸あり、ドアが開く部分に並びました。つまり、両サイドの行列は完全に無視です。

 ここで、なんと我々の行列の一番後ろに並んでいた男性が注意しました。最近、こういう正義感の強い人も増えつつあります。

「こら、後ろに並べ!」と。

 そうすると、列の前にいった割り込み男性は、

「なんで2列にならんで、真ん中を空けているだ?ここにも並んでもいいはずだ!」と反論しました。つまり、ドアの真ん前にも並ぶべきだと主張しました。

 注意した男性が切り出しました。

「みんな並んでいるのだから、後ろにならべ!」

「・・・・・・・」

世紀大道での行列 列の真ん中を空けるのがルールのようです


 そして、割り込んだ男性の服をつかみ、後ろへ引っ張ろうとします。
 それでも動こうとしません。

そのうち、

「おまえ、オレの服を引っ張る権利があるのか!」

 と逆上してきました。ちょっとした取っ組み合いです。

 ガタガタしている間に、列車が入ってきました。
 割り込んだ男性は性懲りもなく、1番先に車内に入り席を確保、注意した男性は残念ながら席にありつけませんでした。

 なんかかわいらしくない結末ですよね。
 
 本当なら、一番前に並んでいる人たちが、「後ろへ並べ」、と注意するのがいいのでしょうけど、一番前にいる人は絶対座ることができるので、普通は注意はしないでしょう。なんともイヤな感じです。

 そういう私も今回は注意しませんでしたが、中国で他人を注意するとまずろくなことがない。一言言うと機関銃のように返事が返ってきますから。静かに言うことを聞けば、丸くその場が収まるのに。

 こうした行列について思い出すのが、上海万博です。おそらく上海万博でも各パビリオンでものすごい行列ができるはずです。中国各地からきた人たち以外にも、外国からも来た人も多く、果たして行列でトラブルなく並べるのか、今から少し心配です。地下鉄の5メートルほどの行列でもそういう状態ですから。

 私も中国で並ぶことは大嫌いです。多少損することがあっても、並ばないように自己防衛をしてしまいます。
 皆さんはいかがですか?

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類