2010年04月14日

CAJViewer7.0 をWindows7で使う方法

 中国は何でも自分たちのオリジナルを作って、標準化させてしまいます。これは、短期的には不利かもしれませんが、中国のように人口が多かったりすると、自然に利用者も増えてきて、我々もそれがなくては不便な状態になってしまいます。したたかですね。

 例えば。。。

 日頃、医学関係など中国の学術文献検索をする機会が多い私にとって、中国語の学術論文などによく使われているフオーマットである、CAJ形式のファイルを閲覧することはよくあります。.caj .kdh .nhなどの拡張子で保存されたファイルがこれに該当します。こうした文献を見るには、CAJViewerというソフトが必要です。日本などでは、圧倒的にPDF形式が多いように思いますが、中国ではCAJ形式のファイルが増えてきて、CAJViewerがなければ不便です。

 このソフトは、無料でダウンロードできるのですが、中国のダウンロードサイトは、今ひとつ信用できないので、ここは日本の「東方書店」のサイトから落としてきました。

http://www.toho-shoten.co.jp/cnki/download.html

 CAJViewer7.0には、中国語と英語のバージョンがあるのですが、中国語のバージョンは日本語Windows7でメニュー表示などで文字化けが発生します。そこで、英語バージョンを使うのが無難だと思います。さらに、CAJViewer7.0は、Windows7を直接サポートしていないようなので、少し工夫が要ります。私も、試行錯誤しましたので、ここで紹介しておきます。



 まず、CAJViewer7.0をダウンロッドしてきます。そして、そのままセットアップしていくと、一応セットアップが成功したようにインストールされます。しかし、いざCAJViewer7.0を立ち上げると、ReaderEx.dllが見つからないという警告が表示されます。

 そこで、ディスクトップなどにCAJViewer7.0.exeのファイルを解凍し、そこの中の.cabファイルをWinRARなどで解凍し、その中にあるreaderx.dllとsysinfo.dllのファイルを探し出します。

 そして、Windowsのシステムフアイルが入っているwindow/system32/のフォルダに、readerx.dllとsysinfo.dllのファイルをコピーします。

 さらにシステムの再起動を1回かけると、CAJViewer7.0がWindows7の日本語版で、無事文字化けなく起動しました。

 ご参考までに。

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CAJViewer7.0がWindows7で立ち上がりました
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類