結果からいうと、子連れでも十分に楽しめました。特に、我が家では娘が大興奮で、会場内を走り回り、いろいろ新しいものを見つけては好奇心旺盛にのぞき込んでいました。
1歳半の娘を連れて行くには、やはり保護者である私が万博会場に詳しくなくてはならず、さすがに初回に連れて行く自信はありませんでしたが、3回もいっているので、今なら大丈夫です。トイレがどこにあるぐらい、もう覚え込んでしまいました。

この日は、あいにくの天気でしたが、逆に太陽がほとんど出ていなかったので暑さ対策は一般的で大丈夫。また、入場客が少ない時間帯と言うことで、お昼過ぎを狙って、しかも浦西の2号門(西蔵南路)から入場。
案の定、ガラガラで全く並ぶことなく中に入れました。家から粉ミルクを作るためのお湯を持ち込んでいましたが、こちらも妻が試飲をするだけで、ゲートを通過することができました。
この日も、目的地は、やはりベストシティー実践区。今回の万博の一番の目玉だと私は思っています。しかも、入場客は少ないですしね。このエリアには、世界各地の都市の環境に対する様々な取り組みが紹介されているのですが、ボランティアの方も多く、海外からのスタッフと話をするのがまた楽しい。4月20日、5月1日とこのエリアを見て歩いているのですが、まだ見終わっていません。本当にでかい万博です。
浦西エリアのベストシティー実践区は、入場者が少ないので、どこの館でもスタッフに娘がかわいがられ、子供好きな中国の皆さんの一面をうかがい知ることができます。
浦東のパビリオンは、やはりアフリカ連合館へ直行。娘は動物が大好きなので、キリンや象、ゴリラなどの模型があるエリアは、ここも大はしゃぎ。アフリカ館の各国スタッフもこれまた陽気な人が多く、英語も堪能なので賑やかに時間を過ごせました。
アフリカのリズムに身を躍らせる娘をみて、思わずアフリカ市場で打楽器を購入。ポコポコと軽快なリズムが心地いいですが、いざ自分でやってみようと思うと難しい。
実は今回、初めて上海万博にいった妻も、この文化祭的なノリに結構感化されてしまったそうで、案の定、また行きたいと言っていました。食わず嫌いの方も多いかもしれませんが、100人おれば100人の楽しみ方ができる万博です。混み合うパビリオンをわざわざ見に行かなくても、結構世界を循環した気分になれます。
そもそも、万博のポリシーからすれば、アトラクション的なパビリオンよりも、ベストシティー実践区のような考えさせるパビリオンが本来の姿であると思います。確かに、先進国は最新の技術の紹介に力をいれていますが、私にとっては、自分たちの文化や取り組みを紹介する発展途上国の努力の結晶を見る方が楽しく感じられました。
もちろん、いろいろなお土産も。杭州の館では、400元分の旅行クーポンも頂きました。今度、杭州エリアを旅行するときは使いたいですね。娘向けに、風船や絵本のプレゼントもあったりして、楽しかったですよ。
会場内でがんばっているボランティアの大学生の皆さんにもお世話になりました。彼らは、中国の未来を背負う復旦大学などの優秀な大学生です。エレベーターやエスカレーターに乗るときは、きめ細かにお世話してくれました。ありがとう!そして、ベビーカーで並ぶことも覚悟していたのですが、一般的なパビリオンなら、優先的に見せてもらえます。助かりました。
イベントホールのイベントだけでなく、この日は雨の関係でパレードはありませんでしたが、JAZZや舞踏など、観客と一緒になれるイベントもいろいろあり、もともと参加型イベントの好きな中国の皆さんにとっては、結構楽しめていたようです。外から見ている私も楽しかったです。
一人ではなかなか恥ずかしいものですが、娘がいると大丈夫。一緒にはしゃいでいました。
暑くなるまでに、あと数回は行っておきたいなと思います。
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