それまで多少時間があったので、万博パスポートが出ているかもしれないと思って、公式土産物売り場を訪ねてみたら、ありました。今日は販売されないと思っていただけに、ちょっとトクした気分。1冊30元なのですが、ものすごい人気商品の一つ。次回は、妻と一緒にくるので妻にも1冊買いました。やはり、赤が人気があるそうですが、残念ながらあったのは緑だけ。なんか、昔の居留証みたいです。
アフガニスタンなど中東・南アジアのパビリオンが中国館に近かったので、すこし散策していました。アフガニスタンでは、様々な工芸品が販売されていたのですが、結構な人だかりになっていました。
中国館ですが、予約券があっても、中で結局20分ほどは並ばされました。個人で来る観光客は予約券で入場するのですが、団体はべつの予約で入場しているので、どうしても行列になってしまいます。
入り口では、中国人のおばちゃんが、予約券が手に入らなかったので「朝8時から並んでもダメだったのだから、入れろ!」と執拗に抗議していました。中国では、たまにこうして騒ぐと入れてもらえることがあるからのおばちゃんの必死の行動だと思うのですが、でもすこしみっともないですよね。
中国館については、まだ行っておられない方も多いと思うので、ここには詳しく書きませんが、それなりに楽しめました。
館内も広く余裕をもって設計されているので、ぎゅうぎゅうということはありません。映画を見たり、今日は故障していましたが、乗り物にのって展示物を見学するなどの試みが行われていました。
改革開放後の経済の発展よりも、むしろ環境保護と歴史の遺産を重視するような内容でした。しかし、ここもどちらかというと中国語が分からなかったらつらいでしょうね。あまり外国人にはやさしくありません。
また、意外にあっさりと出てきてしまった印象もありました。
というわけで、駆け足でしたが、上海万博の1日目は終了です。
夜はイルミネーションが非常に美しいです。
また、昼間の熱気も一段落し、川から吹く冷たい風も心地よかったです。
帰りは地下鉄7号線で花木路まででて、そこから歩いて帰りました。会場内では時間が過ぎるのはあっというまで、十分夜までかかります。それでも、外国のパビリオンをほとんど見ていないのですから、楽しみは次回以降に置いておきます。
こういう展示をみると、世界は本当に繋がっているのだと実感してしまいます。確かに、中国大陸をひたすら西に歩いて行くと、ヨーロッパに着くわけですから、不思議な感じです。
だったら、私自身の世界も、中国・日本にとどまらず、もっと広げたいなと思ってしまいました。それは、きっと私にとっては中医学がキーワードなんだと確信しています。
そういえば、東京の学会でお会いしたサウジアラビアのアラブ人の教授も、ものすごく私のやっていることに関心をもってくださいました。これから、どこで繋がってくるか分かりません。がんばります。
次回は、5月10日に万博会場へ行きます。またどんな改良が行われたのが期待しています。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて