私は、鉄ちゃんですので、世界中どこにいっても鉄道が好きです。で、上海地下鉄1号線で発見がありました。
私が上海にきた1996年といえば、上海地下鉄1号線しかなく、使っていた車両はシーメンスの電機子チョッパ方式のもので、まだ6両編成が使われていました。ラインデリアなどがなく、とにかく夏は暑かったように記憶しています。
その後、2号線が開通したころぐらいから1号線にもVVVF制御の列車が投入され、省エネが一段と進められました。そして、近年は8両編成に増結されています。
ところで、上海地下鉄1号線のVVVF制御の列車は、6両編成ではTc−M−M−M−M−Tc構成なので、先頭2両のTcと中間4両のMに分割し、2組の−M-M-が捻出できます。そこでこれを6両編成の真ん中に挟み8両編成ができます。余った先頭のTc2両に関しては、新たにMを6両製造して、Tc−M−M−M−M−M−M−Tc にすればいいのですが、そのとき、電機子チョッパタイプの古い列車をどのように増結したのかずっと疑問に思っていました。電機子チョッパタイプの場合、出力の関係でオールMタイプだから、先頭車もMc。だから、単純に他のVVVF制御の列車と混結できないという欠点がありました。それでいて、今更電機子チョッパの車両を導入することもないから、廃車にしたのかなと勝手に思っていました。
今日、莘庄にいる親戚に用事があったので、そのときたまたまた乗った地下鉄車両が、まさに旧型の電機子チョッパタイプで、どうやら電機子チョッパの装置を使った−M−M−M−M−M−M−を新規に製造し、そこに従来の先頭車を両端につけるということを実際にやったようです。
この電機子チョッパ装置も、8両化にともなって更新されています。元々はブーと低い音だったのですが、更新された列車はVVVF制御にもにたキーという高周波を出しています。きっとGTOサイリスタなど半導体を更新したからだと思うのですが、起動時の音の違いがポイントです。鉄道が好きな人は、こんな変化に敏感です。
だからどうだ!と言われそうですが、趣味として地下鉄を楽しめたら、通勤ラッシュも苦になりませんよね。

仕事も遊びも楽しくなくてはね。
さあ、明日から西安ですが、それまでに医学雑誌向けの締め切り原稿を何本か抱えていて、がんばって書かないと。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて