2010年05月07日

西安に無事到着

 この週末は、西安での学会に参加するため、上海を留守にします。
今、飛行機の上でこのブログを書いています。

 今回は、地下鉄2号線が浦東国際空港まで繋がったので、開通日に試乗に行きましたが、あれからどうなったのかと思い、今日は時間に余裕をもって出かけてみました。

 もちろん、広蘭路での乗り換えは相変わらず、8両編成の列車から4両編成の列車に乗り換えます。4両編成の列車は明らかに輸送力不足の感じです。始発駅からかなりの立ち客がありました。さらに、空港に行く人の荷物が大きいので、通路をしっかりと占領してしまっています。
所要時間は浦東聯洋住宅地にある自宅から約1時間でした。タクシーでいくと、30分でいけるので、倍ぐらいの時間がかかることになりますね。

 また、どうも2号線の新線の運転が安定しない。トンネルのなかで急に止まってしまったりすること数回。飛行機に乗らないといけないので、急停車されてしまうと結構びっくりしてしまいます。

 総じて、もう少し地下鉄2号線の新線のスピードアップをして欲しい、と思うところです。地下鉄を利用して空港に行く場合は、かなり時間に余裕をもって出かけてく


 今日の上海から西安までのフライトはそれほど混んでもいなかったし、所要時間は2時間10分ほどでした。国内線ですが、機内食がでてきます。さすが、東方航空ということにしておきましょうか。ただ、着陸時は気流がよくなく、しっかりと揺れました。
 
 今回は、世界中医薬学会聯合会(世中聯)の国際論壇です。私も、ここの腎臓病分会の理事をしておりますが、今回は中国伝統医学について、中国だけでなく、もっとグローバルな視点で討論する学会です。レジメには、テーマとして中医学の国際標準化の問題、EU諸国における中医薬の取り扱い問題、法的規制についてなどが議題に挙がっています。
 
 とくに、国際標準化の問題は、かなり微妙な問題も抱えていて、日本の漢方や韓国の韓医学など伝統医学をもっていて、かつ中医学とも若干関係のある医学に関しては、複雑な問題になります。

 大会組織を見ていると、中国国家中医薬管理局以外にも陜西省衛生庁も関わっており、非常に重視されたものになっています。

 空港では陜西中医学院の学生ボランティアのお出迎えをうけ、車で市街地へ。

 しかし、空港から市街地まで遠いですね。着いたら夜になってしまいました。
 遅めの夕食をとって、散歩がてら足裏+足湯へ。(上海よりかなり安い!)

 すっきりしました!
 明日は学会と理事会なので、しっかりと休憩です。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて 

西安に到着しました
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

股割れズボン

 またまた地下鉄ネタですみません。でも、今度はもう少し身近な話題。

 先日、出勤時に乗った地下鉄9号線で、座席に座っていた子ども連れがふと目にとまりました。母親はかなり若かったです。我が家の娘と同じぐらいの男の子が乗っていました。なにかザワザワしているので見てみたら、床が濡れています。(写真からも分かると思います)

 どうやら、子どもがおしっこのがまんができなくて、股割れズボンから床におしっこをさせていました。おいおい、9号線の列車はまだ新しいのだぞ!と言いたかったのですが、もう後のまつり。

 そのあと、びっくりしたのが、おもむろにテッシュを出してきて、床にかがませてウンチもさせてしまいました。そうなると「ああ〜」となって目を覆いたくなります。

 で、そのウンチをどうするのかと思ったら、今度は列車の長いすの下に捨ててしまいました。ただ、その動作がなんに躊躇もなく、自然であった親の反応に私はもっと驚きました。

 ぴかぴかの地下鉄車両と、おしっこ・ウンチ。

 おむつをさせたら、こういった問題は解決できるのですが、紙おむつの値段が高いご時世、人によってはそう簡単に使うことができない事情もあるのかもしれません。中国では、股割れズボンを使うことにより、おむつが外れるのが早いという話を聞きますが、その背景には今日のような光景(すなわち犠牲)があるわけです。

 おしっこが床に流れているなかでも、人々は結構平然と立っていましたから、このあたりはきっと感覚の違いだと思います。

 子どもの排泄の問題に関しては、もうすこし親が意識しないといけないと思います。2007年にも同様の記事をかいていますが、変化があまりないんですよね。これだけ人口がいれば大変です。

 中国でもみんながみんなそうであるとは言いません。あまりにも経済面だけでなく、意識面での格差があるので、どうしようもないのです。そういう社会をよくしていくにはどうしたらいいのでしょうか?
 少なくとも経済格差の改善は難しくても、意識面での格差は縮めることができるのではないかと私は思います。都市生活というのは、突き詰めるとルールの世界ですから、この急激な変化に、ルール習得を間に合わせたらいいのです。

 じゃあ、どうすればいいのか?私も自分に小さい子どもがいるだけに、いろいろ思案してしまいます。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類