2010年05月15日

上海で最も高いレストラン

 最近、プライベートでとても良いことがあり、そのお祝いをかねて、妻と一緒にどこかにディナーへ行こうと言うことになりました。幸いにも、夜は義母が娘を見てくれるというので、お言葉に甘えて、子どもが生まれて以来初めて、妻と一緒に2人で食事に出かけました。

 いろいろ悩んだのですが、記念に残る場所が良いだろうというので、思い立ったのが環球金融センターにあるパークハイアット。この上に、知り合いが内装したレストラン「世紀100」があるので、その見学をかねて足を運んでみました。

 上海で最も高い(標高)レストランです。

 夜の外来が終わった後に出かけたので、20時を回っていたのですが、予約が必要なぐらいの混雑。さすが、上海のランドマークの一つだけあって、大したものです。夜景が見える窓際の席には最低消費料金が設定されていますが、真ん中の席にはありません。

 しかし、悩むほどレストランが増えたというのは、さすがマンモス都市上海です。一昔前、淮海路にある新錦江飯店の屋上で食事をするだけでもすごかったことなのに、いまはそのレベルではありません。

 環球金融センターは、上海ヒルズなどとも呼ばれますが、上海に住んでいると意外に行くチャンスがない。私も、今回でまだ2回目です。

 さすがに、パークハイアットぐらいになると、欧米人の見るからに富裕層というお客さんが多いですね。Diorのパーティーがあったようで、この日はかなりきらびやかでした。いつものお上りさん中国人観光客もいない。世界が変わっちゃうんですね。上海のもう一つの顔です。

 一応1階でセキュリティーチェックを受けたあと、超高速エレベーターで91階まで直行。そこがレストランになります。

  この91階エリアは、このビルがまだ鉄骨の骨組みであったとき、工事用エレベーターで行ったことがあり、これがこのように見違えるような空間に変化したことは感慨深いです。

 レストランに入ると、西洋人のウエーターに席に案内されました。英語でこうやって接待されるとなにか嬉しいですね。背筋がぴんと伸びる感じです。
 中国人スタッフも非常に物腰が柔らかく、気持ちよく食事ができました。

 いろいろ注文してみましたが、印象に残ったのが実はフランスパン。バターと、天然の蜂の巣からとったという蜂蜜で食べるのですが、これが香ばしい。このフランスパンもレストラン自家製だそうで、お勧めだと言われました。

 メインには、オーストラリア産のラム肉。これもとろけるような柔らかい肉で、良かった。1皿に2本の肉が並んでいるのですが、2人で食べるので十分。どのメニューも量が結構多いので、1人で食べに行くと大変かもしれません。私たちも4品ほど注文したのですが、お腹いっぱいになりました。

 レストラン自体は、中華料理・日本料理・西洋料理といろいろなジャンルがそろっています。OPEN式のキッチンで、炎をあげてコックが調理している様子が分かります。カウンターでは、職人がお寿司を握っていました。

 壁にはぎっしりとワインが。私たちはお酒がまったく飲めないので、そのすばらしさを表現できませんが。。。。

 ちなみに、料金ですが、サービス料なしで2人で900元ほど。このクラスのホテルなら決してい部類には入らないと思います。(あ、お酒を飲んでいませんので)

 量が結構ありますので、くれぐれも注文しすぎないよう。

 上海の夜景を楽しみながら、大切な人と過ごすのには、良い雰囲気のレストランだと思いました。

【データ】
上海市浦東新区世紀大道100号 パークハイアット 上海 91〜93階
『世紀100』
電話番号:021−38551428

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類