特に、中医学関係の医学書などは非常に大きく、重いので、ちょっと読むのにも不便で、通勤用のリュックがすぐに重くなります。重いリュックは体を歪めてしまいますし。腰痛・肩こりの原因です。
だったら、非常に重宝しているScanSnap S1500で、あっという間に書類や新聞の切り抜きを本をPDF化してしまい、それをiPadで読めたらどんなに便利だろう!とかねてから考えていました。日本で買ったScanSnap S1500なのですが、一応簡体字のOCR機能もあったりします。超高速のスキャンが売りでした。
最近は地下鉄に乗っていることが多いので、その隙間時間に、書類や本をストレスなく読めるというのは、すばらしい!近い将来にAERAなども電子版で読めるようになるというので、これは結構なことです。私がお世話になっている日本の出版会社も、数社でそろそろiPadへ動き出しています。楽しみですね。
さて、中国で正式にiPadが出てくるのは、もう少し時間がかかりそうです。Wi-Fiの中国規格を搭載しなければならないようですし、キャリア間での調整もまだのようです。しかし、アメリカのiPad自体は、早くから上海に来ていて、なんと発売日の3日目には大量入荷されていたとか。個人輸入のルートとはいえ、そのスピードには驚きます。
さらに、チャイナユニコム(聯通)の回線はWCDMA対応ですので、iPadを使っての3Gインターネットはいとも簡単にできてしまいました。
まずは、聯通の営業所でもいいし、各地の電脳城でもいいし、UIMカードをゲット。今や、いろいろな料金セットがあり、データ通信がメインなら、Aコースの中から選びます。(Bコースは通話がメイン)。値段は、一番安いので月66元から。パスポートと500元のデポジットですぐにUIMカードがもらえます。デポジットは解約時に返ってきますので。
これで、私もついに聯通で2つの電話番号、中国移動の携帯で2つの電話番号、さらに中国電信の携帯でも1つの電話番号を持つことになりました。
ここで、iphoneの3GSだと、SIMロックフリータイプでそのまま聯通のUIMカードを挿せば使えたのですが、iPadはそうはいかない。なんと、マイクロSIMカードという、通常より一回り小さいSIMカードを使っているのです。
しかしです、いとも簡単な解決方法がネットで紹介されています。UIMカードを、マイクロSIMカードサイズに切ってしまえばいいのだそうです。中国ならではの裏技ですね。UIMカードは普通に再発行も可能ですので、失敗してもそれほど怖いことではありません。ただし、今の聯通のシステムでは、1つの電話番号で2枚のUIMカードは発行されませんので、iPadのために犠牲にするUIMカードが必要ということになります。
ただ、一応IC基盤のエリアにもハサミを入れますので、少々ご注意を。詳しくは、こうした情報もありますので、自己責任に上でどうぞ。私は、この情報でやりました。
さて、切り取ったUIMカードを、今度は買ってきたアメリカ向けのiPadに差し込んでみると、見事聯通のWCDMAの3G電波を拾っていました。ラッキー!
クリニックも我が家も無線LANはありますし、上海市内でも無線LANのホットスポットは増えているので、聯通回線はそれほど使わないとは思うのですが、いざ使うときには便利です。
これで、めでたく中国でiPad 3G+Wi-Fiが使えるようになりました。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて