
まずは楽しくなければいけません。
だけど、PDFファイルを読むという点に関しては、なかなかよくできていると思います。私はIPHONEでもGoodReaderをアプリとして使っていますが、非常によくできたアプリだと思います。iPad版も早速登場していて早速ダウンロードしてきました。このバージョンでは、USB接続でPDFファイルの転送が実現しています。
日本語の電子書籍はまだまだ出てこないでしょうけれども、沢山の紙情報をパソコンと共有して管理できるというのは、やっぱり魅力です。電子書籍を待つまでもなく、とりあえず自分で電子書籍をつくればいいのですから。それを「自炊」と呼ぶことを、ブログの読者様から教えていただきました。ありがとうございます。
http://www.tez.com/blog/archives/001629.htmlご参考までに。
私は、このやり方を日本の出版社の編集長に教えていただきました。出版社は編集室が本で溢れてくるので、スペースを如何に効率化するかがコスト削減に繋がるのだそうです。
特に学会にいったときにいただく分厚い論文集や、日頃よく使う道具としての本、雑誌の整理には、PDF化はいいと思います。紙は電子化した後に廃品回収で売ってしまえば再利用されますし。机の上もすっきりします。とくに、上海では紙が高く売れますからね。
実は、それを夢見て数年前にもPDF化を試みたのですが、パソコンの性能が追いつかず、PDFの作成も表示もトロトロしていて挫折してしまいました。でも、パソコンがこれほど高性能になり、HDDも大容量になってきたので、どんどんバックアップがとれるようになりました。科学技術の進歩はすごいと思います。
そこで、そうした「自炊」をするために、日本でも3万円程度で裁断する機械が売られています。
以前は、カッターでがんばっていたのですが、さすがに大変なので雑誌や分厚い本の裁断をできる機械がないかと上海でも探していたら、福州路の上海文化商厦にありました。
中国語では、『裁纸机』というそうです。写真のものがそうなのですが、500元ほどでした。ただ、結構重いもので17キロもあり、フーフーいいながら持って帰ってきて、試行錯誤しながら組み立てました。(バラバラになっているのに、組み立ての説明書が入っていないのです!

さて、これがまたよく切れるのです。厚さ4センチぐらいの本もばっさりと切れました。なによりも、切り口がすばらしくきれいなので、スキャナに連続給紙するのに引っかかりがなくスムーズです。
心配されたデータの量ですが、300ページの本で中国語OCR後に大体18Mでまとまりました。PDF化も悪くないと思います。これで、書斎の雑誌もかなり処分できるかも。何より、検索にかけられるのがいいです。とまあ、色々なことを試行錯誤しています。できた部屋スペースはまた別のことに使いたいと思います。
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