今回は娘と妻のほかに、義父も一緒に行くことになりました。みんなで楽しんできます。
ところで、先日、上海万博の世博局副局長の周漢民氏が興味深いコメントを出していました。
「万博の主な目的は教育である」と。
まあ、そうでしょう。ある意味、学校の文化祭と似ているところもあります。
中国のように多種多様なマナー感をもっている民族の集合の場合、パビリオンに入館するのに並んだり、押し合わないようにする、割り込みをしないといったことを守ってもらうのには大変なことです。
それでも、サウジアラビア館のように最長9時間も行列しているという姿をみると、これはすごいことです。中国も進歩したなあと感じてしまいます。
ただ、パビリオンの参観の仕方にはまだまだ問題点も。例のスタンプ騒動もそうですが、スタンプを押すために一人で500冊の万博パスポートをもってきた強者もいたそうで、パビリオンを見るという本来の目的ではなく、本末転倒しています。最近では、ニセモノのスタンプすら登場しているようです。さすが中国!
さらに、周漢民氏はまだまだ中国の人たちの文化的素養が低いため、パビリオンの展示物を見ても理解できない人が大勢おり、まだまだ各国の文化に対しての敬意がなさすぎるといったことも言っていました。万博もその開催場所にあったあり方が必要なのでしょう。
展示物を触りまくったり、大声で話したり、健常者が車椅子にのってみたり、常識では考えられないことがまだまだ発生していますから。
でも、これから10月31日の閉幕まで、上海万博では色々なドラマが生まれることです。万博後の上海がどのように変わるのか楽しみです。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて