2010年06月18日

面接

 上海で仕事をしていると、避けられないのが人材の採用。

 うちのクリニックでも、業務量が増えてきて、ついに一人日本語のできる人材を追加採用することになり、ここ数日いろいろな応募者の面接をしました。

 日本語検定1級レベルの上海人はなかなか来ませんでしたが、地方からの応募者は結構いました。新卒もおれば、色々な職場を渡り歩いて来た人も。主に、アシスタントとして事務方の仕事をお手伝いしてもらうのが目的だったのですが、応募者の予想以上の多さに少々おどろきました。日本語検定1級程度の日本語ができる人材でも、仕事探しはかなり難しいようで、今の世相を反映しているのでしょうか。

 日本語を試してみて、いろいろ感じたのには、さすがに中国の大学で日本語教育を受けた学生は、日本語の基礎がそれなりにしっかりとしています。でも、日本語はしゃべるのが難しい。このあたりは、これからトレーニングしてあげなければいけません。ぜひついてきて欲しいと思います。

 ところで、上海にきた目的をいろいろ聞いてみました。上海に家を買いたいから、とか、親戚が上海にいるから、都会に住んでみたいから、といった理由が多かったですね。家を買うために、少々給料が安くても仕事をがんばりたいという意気込みには、感心しましたが、その割には上海のマンションは値段が高すぎる!
 上海にはチャンスがあるから、という人も多かったですが、果たして本当にそうなのか。広西省から来ているうちのスタッフは、上海の物価の高さにヘキヘキしていました。

 仕事をする限りは、何か身につけてもらいたい。そうじゃないと、長続きしません。人を選ぶ・仕事を選ぶということは難しいものです。でも自分の言葉でたくましく日本語をしゃべる若い応募者たちに、私自身もそのフレッシュ感にいい影響を受けました。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類