これだけの暑さになると、さすがに上海万博の入場者数も落ち込んできていて、今や1日30万前後だそうです。それでも、これまで累計では3500万人の入場者を突破したようで、私ももう少し涼しくなってから再度行こうと思っています。
相変わらず上海の街の中を、地下鉄と徒歩で中医クリニックまで出勤しているのですが、空気全体が熱せられたような暑さは、尋常ではないです。オフィスで涼しい顔をして仕事をしている人がすこしうらやましい。妻も同様で、80歳以上の高齢者への往診があるため、この暑い中を自転車で巡回しています。
そんななか、日中の移動はあまりにも暑いので、コンビニに入っておもわず涼んでしまいます。私の通勤路には、もともとローソンがあったのですが、閉店してしまい、代わりにセブンイレブンがはいるみたいです。そして、その近くにファミリーマートもできました。コンビニ戦争は熾烈です。
涼みにファミマの店内を歩いていると、ふと日本のコンビニでよく名にするブランドのお茶が。
そう、伊藤園の「おーいお茶」のペットボトルがあるではないですか。これで、私の大好きな「爽健美茶」でもあれば、いうことないのですが、サントリーのウーロン茶が、中国では中国語の漢字で書かれていたのに、「おーいお茶」のラベルには、ちゃんと日本語も書かれています。デザインも色もそのまま。無糖というのも嬉しい。
ラベルを見てみると、製品は福建省で作られていて、日本の伊藤園の技術で製造しているらしい。なんかお馴染みの商品が現地化されて売られているとホットしてしまうのは私だけでしょうか。
でも、こう見てみると、上海の街も、本当に何でもそろうようになりました。
東京や大阪のようにどこにでもあるような常識の通じる街になってきてしまい、なにか寂しさを覚えてしまいます。市民のマナーも向上し、都市化に伴うストレスも世界共通になってきています。上海らしい建築物は、外灘とかにいけばあるものの、どこの街にでもあるようなコンクリートの灼熱地獄になりつつあります。上海の個性がだんだんと少なくなってきて、なんらか寂しく感じる今日この頃です。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて