2010年07月31日

お〜いお茶

 暑いですね。

 これだけの暑さになると、さすがに上海万博の入場者数も落ち込んできていて、今や1日30万前後だそうです。それでも、これまで累計では3500万人の入場者を突破したようで、私ももう少し涼しくなってから再度行こうと思っています。

 相変わらず上海の街の中を、地下鉄と徒歩で中医クリニックまで出勤しているのですが、空気全体が熱せられたような暑さは、尋常ではないです。オフィスで涼しい顔をして仕事をしている人がすこしうらやましい。妻も同様で、80歳以上の高齢者への往診があるため、この暑い中を自転車で巡回しています。

 そんななか、日中の移動はあまりにも暑いので、コンビニに入っておもわず涼んでしまいます。私の通勤路には、もともとローソンがあったのですが、閉店してしまい、代わりにセブンイレブンがはいるみたいです。そして、その近くにファミリーマートもできました。コンビニ戦争は熾烈です。

 涼みにファミマの店内を歩いていると、ふと日本のコンビニでよく名にするブランドのお茶が。
 そう、伊藤園の「おーいお茶」のペットボトルがあるではないですか。これで、私の大好きな「爽健美茶」でもあれば、いうことないのですが、サントリーのウーロン茶が、中国では中国語の漢字で書かれていたのに、「おーいお茶」のラベルには、ちゃんと日本語も書かれています。デザインも色もそのまま。無糖というのも嬉しい。

 ラベルを見てみると、製品は福建省で作られていて、日本の伊藤園の技術で製造しているらしい。なんかお馴染みの商品が現地化されて売られているとホットしてしまうのは私だけでしょうか。

 でも、こう見てみると、上海の街も、本当に何でもそろうようになりました。

 東京や大阪のようにどこにでもあるような常識の通じる街になってきてしまい、なにか寂しさを覚えてしまいます。市民のマナーも向上し、都市化に伴うストレスも世界共通になってきています。上海らしい建築物は、外灘とかにいけばあるものの、どこの街にでもあるようなコンクリートの灼熱地獄になりつつあります。上海の個性がだんだんと少なくなってきて、なんらか寂しく感じる今日この頃です。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2010年07月30日

上海の和平飯店が復活

 3年間の時間と5億元の費用をかけて、和平飯店がリニューアルOPENしました。新しい名称は「Fairmont Peace Hotel」と言うらしい。

 外資との合資になったようです。

 和平飯店は私にとっては記念すべきホテル。結婚式をこのホテルの一番上の黄浦江と浦東が望める部屋でやりました。
 というか、成人以降の自分を育ててくれたのが上海で、その上海で代表的な和平飯店で絶対結婚式をしたい、と妻と前から決めていて、いざ結婚の段取りを考えているときに、もうすぐ改装で数年クローズするという話をきき、ではすぐに結婚しなくては!と動き出したのであります。和平飯店が、私たちの結婚をプッシュしてくれたといっても過言ではありません。

 一応、その当時から5星でしたが、リニューアル前だったので値段もそう高くなく、新婚の貧しい懐の2人にとっては、大いに助かりました。ただ、すこし心残りだったのが、その当時数千元で宿泊できた、和平飯店の名物である各国様式のスイートルームに泊まらなかったこと。今なら、万単位の料金がかかるということです。

 その当時、和平飯店で結婚したらホテルから証明証も発行してくれて、今でもアルバムのなかに大切に保存しています。

  その後、中国人親戚などを対象に、今度は外灘にある上海大厦でも2回目の結婚式をしましたが、やはり和平飯店での結婚式は印象的でした。出された上海料理もなかなかよく、日本から来てくださった親族や友人にも堪能してもらえたと思っています。

 子どもが大きくなったら、ぜひ子どもをつれて宿泊に行きたいとも思っています。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2010年07月29日

9月は名古屋になりそうです

 上海日本人医師会の会合でも使わせていただいたことのあるうどんすきの河むら(上海市芙蓉江路36号 芙蓉商務センター2階 http://www.kawamura-sh.com/)で、今日は打ち合わせがあり、出かけてきました。
 この店、地下鉄で行くにはすこし不便なのですが、地下鉄10号線水城路が開通したおかげで、虹橋路にあるうちの中医クリニックからも歩いていけるようになりました。隠れ家的な、落ち着いた関西風のうどんすきが食べられる店だけに、私もちょくちょく使わせていただいております。夏こそ、こういった鍋物がいいですよね。

 さて、今年は9月の敬老の日に、名古屋で開催されるNPO法人が主催する日中でのアレルギー専門家の交流会のシンポジウムに特別参加させていただくことになりました。8月の東京での学会+温泉休暇に続く日本行きとなります。
 日中の専門家や、さらに日本でアレルギー問題で悩んでおられる患者さん、親御さんとも意見交換ができる格好の機会ですので、喜んで引き受けさせていただきました。アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患も、以前は日本など先進国に多いものと思われていましたが、最近では、中華圏の国々でも増えつつあり、私も日本人だけでなく上海人・台湾人の患者さんで診察することが増えてきたように思います。
 上海人の体質も、経済に発展とともに、急速に先進国化しているように思います。中医学や漢方で、まだまだ治療法が研究できる分野でもあります。

 十数年ぶりの名古屋です。きっと大きく変わっているんだろうなと思いつつ、こうしたチャンスを私にくだされた関係者の皆様に感謝いたします。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて 夏こそ痛風にご注意をを更新しました。
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