仕事に埋もれ、上海の空気に汚染され、一度このあたりで日本のいい空気と水を堪能したいと思い、東京からも近い群馬県の法師温泉に決めました。
東京から法師温泉までは新幹線とバスを乗り継いで行けます。これが予想以上に近く、驚きです。
今回は、東京駅から10:52発の越新幹線「たにがわ407号」を利用し、1時間16分で上毛高原に到着。その後、上毛高原12:27発の猿ヶ京行きの路線バスに乗り、一路猿ヶ京まで。猿ヶ京までは30分ほどでした。
車内では駅弁を購入。やっぱり、これがないと旅のアイテムが不足した気分。コンビニの弁当ではダメなのです。駅弁とコンビニ弁当の差は大きいと、私は思っています。
猿ヶ京から法師温泉までは、一応コミュニティーバスがあるのですが、1日4本しか運転されていないので、猿ヶ京のバスターミナル前にある新治タクシーを利用。運賃は2820円でした。15分ぐらいの道のりです。結局13時半頃には法師温泉に到着したのでした。
上毛高原に着いたときから、駅の空気が違っていました。地元の人は、「暑い、暑い」と言っておられましたが、上海や東京の猛暑と比較すると、さっぱりとして過ごしやすい温度です。なによりも、すがすがしさが違いました。
ローカルなバスは、殆どが地元のおじいちゃん、おばあちゃんが乗客で、のどかな雰囲気です。運転手さんも地元のかたのようで、乗客との会話に耳を澄ませてしまいました。
まむしに指を噛まれてしまい、病院通いしているおじいちゃん、はやく元気になってくださいね。
月曜日の昼下がりということもあり、観光客も殆どおらず、集落の店も殆どが閉まっており、静かな時間が流れています。終着駅についたバス。そこで降りたのはなんと私だけ。運転手さんも、バスを車庫にいれると、そのまま自家用車にのって、家に帰ってしまいました。

その猿ヶ京の新治タクシーの運転手さんは忙しそうで、「ちょっといってくるからしばらくまっててね」ということばととともに、車に乗って消えてしまいました。
私ひとり残されたタクシー乗り場の詰め所には、年代物のストーブが部屋の真ん中に鎮座していて、なんか昭和の雰囲気が流れています。でも、このストーブを見る限り、このあたりの冬の厳しさを想像してしまいました。
猿ヶ京から法師温泉までは、山の中をまたグネグネと走ります。
そして、目の前がぱっと開けたとおもうと、法師温泉の建物が見えてきました。
ついに到着です!
予想通り、あたりの空気はひんやりと冷たく、川のせせらぎが心地よかったです。
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