2010年08月31日

法師温泉への道

 さて、今回の日本滞在は8月31日までなのですが、最後のビッグな楽しみが、群馬県のみなかみ町にある法師温泉で滞在することです。

 仕事に埋もれ、上海の空気に汚染され、一度このあたりで日本のいい空気と水を堪能したいと思い、東京からも近い群馬県の法師温泉に決めました。

 東京から法師温泉までは新幹線とバスを乗り継いで行けます。これが予想以上に近く、驚きです。

 今回は、東京駅から10:52発の越新幹線「たにがわ407号」を利用し、1時間16分で上毛高原に到着。その後、上毛高原12:27発の猿ヶ京行きの路線バスに乗り、一路猿ヶ京まで。猿ヶ京までは30分ほどでした。

 車内では駅弁を購入。やっぱり、これがないと旅のアイテムが不足した気分。コンビニの弁当ではダメなのです。駅弁とコンビニ弁当の差は大きいと、私は思っています。

 猿ヶ京から法師温泉までは、一応コミュニティーバスがあるのですが、1日4本しか運転されていないので、猿ヶ京のバスターミナル前にある新治タクシーを利用。運賃は2820円でした。15分ぐらいの道のりです。結局13時半頃には法師温泉に到着したのでした。

 

このあたりの民家は、関西ではみられない大柄で独特な形をしています


 上毛高原に着いたときから、駅の空気が違っていました。地元の人は、「暑い、暑い」と言っておられましたが、上海や東京の猛暑と比較すると、さっぱりとして過ごしやすい温度です。なによりも、すがすがしさが違いました。

 ローカルなバスは、殆どが地元のおじいちゃん、おばあちゃんが乗客で、のどかな雰囲気です。運転手さんも地元のかたのようで、乗客との会話に耳を澄ませてしまいました。

 まむしに指を噛まれてしまい、病院通いしているおじいちゃん、はやく元気になってくださいね。

 月曜日の昼下がりということもあり、観光客も殆どおらず、集落の店も殆どが閉まっており、静かな時間が流れています。終着駅についたバス。そこで降りたのはなんと私だけ。運転手さんも、バスを車庫にいれると、そのまま自家用車にのって、家に帰ってしまいました。

 その猿ヶ京の新治タクシーの運転手さんは忙しそうで、「ちょっといってくるからしばらくまっててね」ということばととともに、車に乗って消えてしまいました。

 私ひとり残されたタクシー乗り場の詰め所には、年代物のストーブが部屋の真ん中に鎮座していて、なんか昭和の雰囲気が流れています。でも、このストーブを見る限り、このあたりの冬の厳しさを想像してしまいました。



 猿ヶ京から法師温泉までは、山の中をまたグネグネと走ります。

 そして、目の前がぱっと開けたとおもうと、法師温泉の建物が見えてきました。

 ついに到着です!

 予想通り、あたりの空気はひんやりと冷たく、川のせせらぎが心地よかったです。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2010年08月30日

日本中医学会に参加して

 いよいよ、日本でも中医学の本格的な学会が動き出します。学術交流ができるプラットホームができることは、中医学の発展に大きな意味があることです。
 東洋医学学会など既存の学会とはまた違った切り口で、中医学を研究できれば、意義は非常に大きなものになります。

 会も席がないほどの大入り満員で、日本でも中医学に対しての関心の高さが伺えます。メディアの取材も熱心でした。

 中国からは国家中医薬管理局の王笑頻副司長も来られていました。中国衛生部副部長の王国強氏からも祝電があり、この組織が将来日本と中国との間で、中医学の架け橋になることへの期待が高まります。

 会場を見渡したら、私の上海中医約大学の学部時代の中国人の同級生もおり、何年ぶりかの再開を果たしました。こうした会合にでると、思わぬ出会いがあり嬉しい限りです。

 詳しいことは、こちらのブログに書きましたので、ぜひご覧下さい。

 私も、これからますます上海で中医学の臨床を続けていく自信をもらいました。こうして勉強した知識を、日頃の臨床で活用できたらと思っています。

 今日はこれから新幹線で群馬へ移動します。
 この夏、唯一の2日間の夏休みです!!!

 診察は、9月1日からスタートします。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  


上は懇親会にて、下は東京スカイツリー(はじめてみました)
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2010年08月29日

セミナー&パーティー無事終了

 結局当日参加も含めて、50名以上の参加者があり、大部屋でのお話となりました。場所は東京表参道のバンブーで、テラスがあり、真っ白な洋館が印象的です。地下に大広間があり、50人前後なら問題なく、後半の立食パーティーもできるぐらいです。ないによりなかなか食事メニューがよかったです。(名刺交換で、食べる時間が無かったのですが、見た目はおいしそうだった。。。。)

 健康に関心のある方を中心に、歯科医師や鍼灸師の先生、看護師の皆様、大学生など学生以外にも、大企業から中小企業の方々まで、本当に様々な業種の方がご来場くださり、中医学への関心の高さを実感しております。保険・金融関係からジェット機を販売されている会社の方もおられました。特に、エステや美容関係で中医学に関心のある方が多いですね。
 
 中国にずっといると、中医学や漢方に毎日接して、特に日頃の養生に関する思想があまりにも密接すぎて、新鮮感が無くなってしまうこともあるのですが、日本に帰ってくるとその意味の大きさに、いつも色々考えさせられます。元気に生活をおくるためのいろいろなアイデアは、中医学に濃縮されていますからね。

 閉塞感のある日本ですが、積極的にがんばっておられる企業家の皆様と話をすると、こちらも元気をいただきます。私のお話で、少しでも皆さんの生活に役立てることができればわざわざ上海からやってきたかいがあります。またとない異業種の交流パーティーともなりました。


 今回は70分ほどお話しましたが、パワーポイント上でじっくりと話できなかったことは、また次回お話します。次回は、9月21日に東京で中医学に関する会を行う予定で、ぜひ私にも話をして欲しいということ。すこし趣向を変えて、素敵なコラボが実現するかもしれません。いま主催者側とアイデアを練っていますが、次のキーワードは薬膳になるかもしれません。。。詳細はまた後日ご紹介します。このときは、9月中秋節の休みを利用して、大阪→名古屋→東京→大阪と移動する予定です。

 余談ですが、不動産関係の方ともお知り合いになり、いろいろ話を伺ったのですが、中国人のマネーが日本の不動産にかなり流れ込んできているようですね。北海道などでも物件の買いたいという中国人が増えていて、新たなマーケットになっているとか。

 中国では不動産が所有できないだけに、日本は魅力的に映るのでしょう。

 むむ。これで2日連続終電でのホテル戻り。毎日が充実しすぎて、寝るのも惜しいぐらいです。さすが、人・モノのあつまる日本の首都、東京ですね。

 来年度、2011年は上海をベースに結構日本での活動も増えそうな予感です。

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