結婚式の会場は市の中心ではなく、郊外だったのですが、都市化がどんどん郊外へ広まっている上海で、田舎と決めつけてしまっていた郊外でもいまや十分に市の中心部に遜色ないサービスが受けられるようになっており、驚きました。
会場となったのは、市の中心部で店を展開せず、閔行や青浦など郊外ばかりに店展開している「田園」というレストラン。純正な中華系のレストランチェーンですが、従業員への教育も非常によく、気持ちよく結婚式の披露宴に参加できました。ウエイトレスやウエイターさんも、お客さんにであうと、「ニーハオ」と挨拶を返してくれるなんて、なんか嬉しかったです。
今年に入って、私の周りの結婚式ブームは一段落し、久しく結婚式に参加していなかったのですが、いろいろ式も変化していますね。
新郎によると、今回の結婚式は1テーブル3000元とのこと。1テーブル10人前後だから、1人300元の計算になります。それが、25テーブルほどありましたから、大きな結婚式になると思います。なんと言っても、私の席から舞台がまったく見えないのです。(笑)
今までのご飯を食べるだけのパターンが多かった上海の結婚式で、今回の結婚式は様々なイベントも盛り込まれ、演出も。新婦が、白い大きなボールから出てきたのには、びっくりしました。花火があったり、映像によるプレゼンがあったり、なかなか凝ったものでした。これはなかなか楽しかったです。
しかし、相変わらず変わらないのが食事。
結婚式の食事は、もう少し無駄をなくして変化があってもいいのにと思います。ご存じのように、中国の結婚式では食事に対して非常に縁起をかつぎます。そのため、肉類と呼ばれる肉類はすべてだされるのです。ニワトリ、ブタ、牛、スッポン、伊勢エビ、カワエビ、魚、フカヒレ、アワビ、ダック、スッポン、ホタテ、カニ数種類・・・・。こう立て続けに出てくると、せっかくいただく我々もさすがに胃が重たくなってきます。
というか、なにが料理のメインなのか分からなくなってしまい、せっかくの料理が非常にもったいなく感じてしまいます。せっかく、従来の食べるだけの結婚式から、見せる結婚式に変わってきているのだから、結婚式の料理の中身も変化させて欲しいな、と外食産業に期待するわけです。
結局、どのテーブルの食べきれず、後半の料理はだれも手をつけていないものもありました。ああ、もったいない。。。。
とはいえ、結婚式に参加するのはいいですね。
なにか新鮮な気分になります。
いつまでもお幸せに。。。。。
ところで、国慶節の休み期間中はタクシーが拾いにくい。郊外から浦東の我が家まで、200元ぐらいかかったのですが、捕まえるのにかなり苦労しました。(もともと、郊外は白タクが多いので、市中心部のタクシーはやってこないのだそうです。)
中国ブログランキングへ

「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて