2010年09月30日

進化しつつある結婚式

 国慶節の連休中、久しぶりに上海で医師をしている中国人の友達の結婚式に参加してきました。彼は西洋医なのですが、中医学をやっている我々ともつきあいが長く、今回、ものすごく美しい奥様と結婚され、我々も娘を連れて参加しました。

 結婚式の会場は市の中心ではなく、郊外だったのですが、都市化がどんどん郊外へ広まっている上海で、田舎と決めつけてしまっていた郊外でもいまや十分に市の中心部に遜色ないサービスが受けられるようになっており、驚きました。

 会場となったのは、市の中心部で店を展開せず、閔行や青浦など郊外ばかりに店展開している「田園」というレストラン。純正な中華系のレストランチェーンですが、従業員への教育も非常によく、気持ちよく結婚式の披露宴に参加できました。ウエイトレスやウエイターさんも、お客さんにであうと、「ニーハオ」と挨拶を返してくれるなんて、なんか嬉しかったです。

 今年に入って、私の周りの結婚式ブームは一段落し、久しく結婚式に参加していなかったのですが、いろいろ式も変化していますね。

 新郎によると、今回の結婚式は1テーブル3000元とのこと。1テーブル10人前後だから、1人300元の計算になります。それが、25テーブルほどありましたから、大きな結婚式になると思います。なんと言っても、私の席から舞台がまったく見えないのです。(笑)

 今までのご飯を食べるだけのパターンが多かった上海の結婚式で、今回の結婚式は様々なイベントも盛り込まれ、演出も。新婦が、白い大きなボールから出てきたのには、びっくりしました。花火があったり、映像によるプレゼンがあったり、なかなか凝ったものでした。これはなかなか楽しかったです。

 しかし、相変わらず変わらないのが食事。

 結婚式の食事は、もう少し無駄をなくして変化があってもいいのにと思います。ご存じのように、中国の結婚式では食事に対して非常に縁起をかつぎます。そのため、肉類と呼ばれる肉類はすべてだされるのです。ニワトリ、ブタ、牛、スッポン、伊勢エビ、カワエビ、魚、フカヒレ、アワビ、ダック、スッポン、ホタテ、カニ数種類・・・・。こう立て続けに出てくると、せっかくいただく我々もさすがに胃が重たくなってきます。

 というか、なにが料理のメインなのか分からなくなってしまい、せっかくの料理が非常にもったいなく感じてしまいます。せっかく、従来の食べるだけの結婚式から、見せる結婚式に変わってきているのだから、結婚式の料理の中身も変化させて欲しいな、と外食産業に期待するわけです。

 結局、どのテーブルの食べきれず、後半の料理はだれも手をつけていないものもありました。ああ、もったいない。。。。

 とはいえ、結婚式に参加するのはいいですね。
 なにか新鮮な気分になります。

 いつまでもお幸せに。。。。。

 ところで、国慶節の休み期間中はタクシーが拾いにくい。郊外から浦東の我が家まで、200元ぐらいかかったのですが、捕まえるのにかなり苦労しました。(もともと、郊外は白タクが多いので、市中心部のタクシーはやってこないのだそうです。)

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  


こういった中国ならではの習慣も残っています 新郎新婦の新居を訪問しました
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2010年09月29日

桩考(倒车考试)的技巧 バック車庫入れとクルマの移動試験

 上海での自動車教習所の2つめの試験、桩考(倒车考试)と呼ばれるバックでの車庫入れを今朝6時半から受けてきました。

 上海でゼロから車の免許を取ろうと言う人はそういないと思いますが、もしチャレンジする方がいらっしゃったらと思い、試験の合格のテクニックを少しご紹介しておきます。

 この試験は、車をバックで杭と杭の間の駐車スペースに収め、車庫内で左の車庫から右の車庫へ移動させた後、再び逆方向からバックで駐車スペースに車を収めるというものです。直角で車を入れるのですが、バックをしているときに途中でハンドルを切り直して前進させると不合格になるので、一発で車を入れなければなりません。

 制限時間は1回15分で、2回チャンスが与えられます。また、車庫の線の上には赤外線のセンサーがあるので、車の頭やおしりが赤外線センサーにあたると、エンジンが止まって「不合格」となるようになっていて、完全にコンピューター化されていました。
 
 ということで、私が教官から教わったテクニックは。。。。

 私が試験を受けた日は大雨だったので、まず自宅からぞうきんを持参して、車のサイドミラーやフロントガラスを拭きました。

1.車のスタート時の位置に注意。車止めの左から2つめの足に自分の体をあわせるように前準備をしておく。そして、クラッチと変速操作の確認。車がかなりぼろいので。。。。(これは制限時間外)。その後、赤旗を振って試験スタート。

2.白い太い柱が運転手と同じ位置に来たときに、ハンドルを2回転。試験で使われるサンタナは、2回転半ハンドルが回るので、2回転させたあと、4秒待ってから半回転させて車のおしりを車庫にいれます。このとき、バックの速度は歩く程度。さらに、サイドミラーを確認しながら、内側のポールと車との距離が30センチ程度になるようにバックさせ、ハンドルを1回転戻す。

3.車庫の線と車が並行になったら、そのままハンドルをまっすぐにしてバック。後ろの赤外線センサーに当たらないように、停車位置をチェック。(道路にペンキで線が描かれていました。)

4.そして、左のレーンへ移動します。ハンドル操作は 2−4−2(前進)、2−4−2(バック)、1−2−1(前進)、1−2−1(後退)。(数字はハンドルの回転数)

5.ななめで左側の入り口から出て行くのですが、このとき、車を左に曲げる場所をチェック。(道路にペイントしてあります。)

6.車を車止めの左から2つめの足を目標に前進できるところまで前進させて停車。

7.再びバックして車庫入れ。今度は右側の車庫に逆方向から入れます。白いポールに自分の体が一致したときに、ハンドルをいっぱいに切ってバック。サイドミラーで、車の後ろと杭の距離が30センチ程度になったら、ハンドルを1回転戻す。おしりが無事に入ったら、頭が完全に赤外線の範囲に入るまで下がります。そして、出発点にまで車を出してきて終了。合格だったら、「合格」というアナウンスが入ります。

 とまあ、こんな具合です。

 私も1ヶ月前の試験では、感覚で入れてしまおうとやってみたのですが、失敗し、今回はこのやり方でスムーズに桩考(倒车考试)をパスできました。思った以上に簡単でした。直角に車を駐車場に入れることはあまりないかもしれませんが、これ以外の方法だと、かなり微調整が必要で、赤外線センサーに当たってしまう確率も増えてしまいます。そのため、かなり自由度の効かない試験になります。

 というわけで、やっとこの車庫入れの試験が終了し、次は小路の試験となります。仕事の都合がなかなか着かないので、また1ヶ月後ぐらいの受験になるかな。

 10分程度で試験が終わった後、朝の莘庄の混雑の中、今日は中医クリニックに出勤となりました。

 長い一日でした。
posted by 藤田 康介 at 04:27| Comment(0) | 上海の運転免許・クルマ・教習所

桩考(倒车考试)的技巧

 上海での自動車教習所の2つめの試験、桩考(倒车考试)と呼ばれるバックでの車庫入れを今朝6時半から受けてきました。

 上海でゼロから車の免許を取ろうと言う人はそういないと思いますが、もしチャレンジする方がいらっしゃったらと思い、試験の合格のテクニックを少しご紹介しておきます。

 この試験は、車をバックで杭と杭の間の駐車スペースに収め、車庫内で左の車庫から右の車庫へ移動させた後、再び逆方向からバックで駐車スペースに車を収めるというものです。直角で車を入れるのですが、バックをしているときに途中でハンドルを切り直して前進させると不合格になるので、一発で車を入れなければなりません。

 制限時間は1回15分で、2回チャンスが与えられます。また、車庫の線の上には赤外線のセンサーがあるので、車の頭やおしりが赤外線センサーにあたると、エンジンが止まって「不合格」となるようになっていて、完全にコンピューター化されていました。
 
 ということで、私が教官から教わったテクニックは。。。。

 私が試験を受けた日は大雨だったので、まず自宅からぞうきんを持参して、車のサイドミラーやフロントガラスを拭きました。

1.車のスタート時の位置に注意。車止めの左から2つめの足に自分の体をあわせるように前準備をしておく。そして、クラッチと変速操作の確認。車がかなりぼろいので。。。。(これは制限時間外)。その後、赤旗を振って試験スタート。

2.白い太い柱が運転手と同じ位置に来たときに、ハンドルを2回転。試験で使われるサンタナは、2回転半ハンドルが回るので、2回転させたあと、4秒待ってから半回転させて車のおしりを車庫にいれます。このとき、バックの速度は歩く程度。さらに、サイドミラーを確認しながら、内側のポールと車との距離が30センチ程度になるようにバックさせ、ハンドルを1回転戻す。

3.車庫の線と車が並行になったら、そのままハンドルをまっすぐにしてバック。後ろの赤外線センサーに当たらないように、停車位置をチェック。(道路にペンキで線が描かれていました。)

4.そして、左のレーンへ移動します。ハンドル操作は 2−4−2(前進)、2−4−2(バック)、1−2−1(前進)、1−2−1(後退)。(数字はハンドルの回転数)

5.ななめで左側の入り口から出て行くのですが、このとき、車を左に曲げる場所をチェック。(道路にペイントしてあります。)

6.車を車止めの左から2つめの足を目標に前進できるところまで前進させて停車。

7.再びバックして車庫入れ。今度は右側の車庫に逆方向から入れます。白いポールに自分の体が一致したときに、ハンドルをいっぱいに切ってバック。サイドミラーで、車の後ろと杭の距離が30センチ程度になったら、ハンドルを1回転戻す。おしりが無事に入ったら、頭が完全に赤外線の範囲に入るまで下がります。そして、出発点にまで車を出してきて終了。合格だったら、「合格」というアナウンスが入ります。

 とまあ、こんな具合です。

 私も1ヶ月前の試験では、感覚で入れてしまおうとやってみたのですが、失敗し、今回はこのやり方でスムーズに桩考(倒车考试)をパスできました。思った以上に簡単でした。直角に車を駐車場に入れることはあまりないかもしれませんが、これ以外の方法だと、かなり微調整が必要で、赤外線センサーに当たってしまう確率も増えてしまいます。そのため、かなり自由度の効かない試験になります。

 というわけで、やっとこの車庫入れの試験が終了し、次は小路の試験となります。仕事の都合がなかなか着かないので、また1ヶ月後ぐらいの受験になるかな。

 10分程度で試験が終わった後、朝の莘庄の混雑の中、今日は中医クリニックに出勤となりました。

 長い一日でした。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類