3ヶ月ぶりに行ってみて、もうボロボロだったらどうしよう、と正直心配していたのですが、全然そんなことなく、今回も好印象でした。
この日は、午前中は中医クリニックの診察当番だったので、午後は徐家匯から職場帰りの妻を迎え、莘庄駅から出ている「世博9号線」のシャトルバスにのっていきました。このバスは、閔行区にある地下鉄1号線の終点莘庄駅の南広場から発着していて、本数もかなんり充実。所要時間も30分足らずで万博の後灘ゲートにつきます。バスもよく整備されていて、子連れでも全く問題ありません。
会場についたのは午後の2時過ぎ。多少太陽があったので、暑くは感じられましたが、娘からするとなんのその。元気に走り出しました。広々とした会場は、気持ちいいものです。
さすがに5回目となると、あまり沢山のパビリオンを見て回ろうというよりも、娘がみても楽しいものがいいなと思い、ふと入ったのが真っ白なデンマーク館。
万博のパビリオンには様々なタイプがあるのですが、私も妻もこのデンマーク館が好き。言葉や写真などをダラダラと並べるよりも、視覚的にぱっとその国だと分かってしまうパビリオンが、まさにこのデンマーク館だと思うのです。
途中、噴水などの仕掛けもあり、2歳足らずの娘でも十分にはしゃいでいました。
もちろん、メインである人魚姫の像もしっかりと見ましたよ。真っ白の背景に浮き立つ人魚姫は見応えがありました。シンプルなのは結構なことです。
定時になるといろいろ登場するパレードも子供向けにぴったり。BGMの音楽と一緒に、踊っていました。こういったお祭りムードのワクワク感はいいですよね。
そして、一番感心したのが、会場内の公衆トイレが今でも気持ちよく使えていたと言うこと。トイレは小さな社会ですから、マナーや文化を反映する鏡のようですが、これだけ多くの人が利用しておきながら、十分に機能しているのは大したものです。
4月末の試運転のころは、どうなるかかなり心配だった上海万博でしたが、細かな改良が付け加えられていて、いろいろと進歩しているのが分かります。パビリオンに入るときの行列時のゴミ対策やベンチの設置など、いろいろ工夫されています。
とにかくできるできないに関わらず、まずやってみて、そして修正を加えて完成させていく、というのが中国式。その変化を実感できて、私も妻も嬉しかったです。
クタクタになった娘は、もう帰りのバスでも爆睡。ただ、かなり興奮したのか、家に戻ったあと、なかなか寝付いてくれなくて、寝かしつけるのに苦労しました。

万博も終盤に入りましたが、家族でぜひもう数回は行きたいと思っています。
娘も成長し、5月に連れて行った時とはまったく違う反応を示したのも楽しかったです。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて