最終日の上海の街は、いつもより物々しかった。かなり厳戒態勢を敷いたみたいですね。
運動のため自転車で、浦東の自宅から中医クリニックのある浦西徐家匯まで通っているのですが、そこら中に公安がいて、止められないかちょっと緊張しました。

でも、いい天気だったので、16キロの道のりを自転車でぶっ飛ばすと気持ちよかったです。天気がいいのは何よりです。最高!!
最終日は、指定日のチケットはとってあったのですが、外来の予約が朝から晩までしっかりと詰まっていて、とても動けそうになく、妻と娘にプレゼントしました。
上海人の妻は、はじめのころはあまり乗り気ではなかったのですが、回を重ねるごとに、また行きたくなった、と言うようになりました。
万博は、高校や大学の文化祭のお祭りのようなもので、時期が決まっているから楽しいのだと思うのです。そして、一度行ってしまうと、また行きたくなってしまう。
世界各国の人々が集まり、そして交流し、終わってしまうと取り壊されて、ワンダーランドが消えてしまう。私は万博のそんなはかなさが好きです。
夜、自転車で帰宅するとき、黄浦江のフェリーから見る万博会場の夜景がまぶしかったです。自転車通勤をはじめて、この夜景を毎日どれだけ見たことか。
一応、今日が見納めということで、写真に収めておきました。
万博には、8年前の決定以来、ずっと注目してきました。8年前から色々なところに記事も書いてきました。
確かに、8年前に決定したときの青写真とは大きく違ったけど、目標の7000万人の入場者はクリアできたようだし、実際に何回も訪れてみて、これだけ雑多な人たちを、非常にうまくコントロールしていて、感心させられました。ある意味、非常に難しいオペレーションだったと思います。
上海万博は、私たち家族にとっても大切な思い出です。この184日間に、娘も大きくなりました。5月頃に出かけた写真と、今、最終日に出かけた写真を見比べると、成長の早さにちょっぴり感動です。
おそらく、娘が大人になっても上海万博に行ったことは覚えていないと思うけど、我々夫婦にとっても素敵な夏の思い出でした。
15年の上海生活で、まさか上海で万博が開催されるなんて、思ってもいませんでした。1996年の上海の薄汚かった街からは、万博なんて想像も出来ませんでしたから。。。。
でも、これが体験できたというのも、何かの縁ですね。
やっぱり私はこの街が好きなんだと。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて