2010年11月19日

LAMEXの椅子がやってきた

 書斎に使っていた椅子の表皮がボロボロになり、あまりにもみすぼらしくなってしまったので、5年ぶりかに書斎の椅子を買い換えることにしました。(しかし、5年しか持たなかった椅子というのもなんか悲しい。)

 予算は5000元以内と決めていたので、こちらでは輸入品の椅子はちょっと手が届かない。さらに、実物をみて、座って、この目でちゃんとした椅子を買える店があまりないので、色々悩んだ末、上海ではオフィス用品で結構大きなシェアを獲得している、香港系のLAMEX(美時)のショールームにいってきました。場所は、延安路1319号にあります。

 延安高架道路をクルマで走っていたら、ビルの中に入っているショールームを見つけていたこともあり、迷うことなく行けたのですが、このビルの1階はなんとベンツのショールームだったんですね。ついでに、クルマも見てきました。

 それはともかく、なかなか自分の気に入った座り心地の椅子はないもので、店内にある何十とある椅子に座ってみました。仕事柄、書斎で仕事することが多いので、実用的なのが欲しく、REFLEXのもので、体にしっくりとするものがありました。

 前回は、椅子の表皮が本革ではなかったので、やはり表面の質感が今ひとつだったのですが、今回は一応本革で、これだけでも座り心地はかなり改善されました。

 それよりも動く部分の品質が気になるのですが、5年間保障ということ。しっかりとした売買契約の契約書もかわしので、おそらく大丈夫だとは思いますが、まずはお手並み拝見といった感じですね。

 今日から早速つかっています。

 で、その感想は。。。姿勢がしゃきっとした感じです。
 新しい家具がはいったので、早速書斎の大掃除をしました。やっぱり、嬉しいものです。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  桔梗と人参を更新しました。
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2010年11月18日

メジャーでメタボ予防

 最近、上海人の中でも急増してきている血糖値や血脂、さらに尿酸値の異常。私も、うちの中医クリニックで、日本人だけでなく、上海人のそういった問題を診察することが少なくありません。糖尿病の増加は特に深刻で、1979年の発病率は1%だったのに、今では10%を越えしまいました。
 もしお腹周り(息を吐いて、自然な状態で、臍を中心に測ります。腰ではありません。)のウエストが男性で90センチ、女性で85センチを越えていたら、糖尿病になる確率が極めて高くなるといわれています。

 実は、上海市の衛生当局もその問題に気がついて、様々な対策を講じています。以前、このブログでもご紹介した減塩匙や、食用油の使用を制限するためのボトルなんかもそうです。

 そんな中、万博前後に上海市民向けに「上海市民健康自我管理知識手冊」が無料で各世帯に配られています。昨日、我が家にもやっと届きました。

 中には、冊子とともにメジャーが入っています。

 このメジャーはなかなか優れもので、表裏にそれぞれ男性用と女性用のウエストの基準が書かれていて、一目で基準値が分かるようになっています。また、側面にはBMIの換算表がついていて、ウエストとBMIの両方からチェックできるという優れものです。

 ところで、「上海市民健康自我管理知識手冊」もなかなか良くできています。

 健康な食生活についての解説や、生活習慣病の予防方法、脳梗塞や心筋梗塞になったときの家庭での応急処置方法などイラストを交えながらわかりやすく書かれていました。中には、簡単な中医学的な薬膳の紹介もあったり、我々医療関係に従事しているものが読んでも、興味深かったです。

 地道なことですが、病気の予防にはやはり日々の努力が欠かせません。

 「これぐらい、大丈夫」と思うことが積み重なると、やっぱりダメですね。如何に自分をコントロールできるかが、大きなポイントです。

 まだ本格的に寒くなってきていないし、私も、浦東と徐家匯の自転車通勤がんばります!!

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2010年11月17日

喪に服している重苦しい上海

 11月15日に静安寺膠州路で発生した火災は、犠牲者が多いだけでなく、いつ自分たちの身の回りで発生するかもしれない高層マンションでの火災だけに、上海の街に重苦しい雰囲気を漂わせています。

 昨日の夕方のテレビのニュースも、火災関係のニュースだけで終わっていました。

 私自身、上海でマンションを探すとき、いろいろな点で注意が必要であることを改めて認識させられました。とくに、古いマンションでは設備面が十分でないことがよくあります。
 また、私は中国でのエレベーターがあまり好きではないので、(昔、病院で当直していたときに、夜のエレベーターに閉じ込められたことがあり。。。)高層ビルを訪問したときでもよく階段を使うのですが、そうした非常階段がワイヤ錠で内側から施錠されていて、せっかく目的の階にまでついたのに、出られなくなることが多々ありました。もし火事があって、非常階段を走っておりてきて、閉じ込められたらと思ったらぞっとします。

 私も、自分なりにマンションを借りるときや買うときはチェックしてきました。中国に初めてきて、初めて外で借りた徐匯区田林路のアパートでは、出口や階段が1カ所しかなく、さらに防犯用の玄関ドアも鍵を使って開けるという構造だったことに、非常に驚きました。もし、非常時に鍵が見つからなければ、内側からでも脱出することができません。
 低層階なら窓に鳥かごのように鉄格子が取り付けられていることもあり、窓からの脱出がまったく不可能な構造である場合が多々見受けられました。日本のように、非常時にも隣通しでベランダが行き来できず、災害に対しては非常に弱いです。

 そこで、上海で自分のマンションを買うときは、非常階段が2カ所有り、1階あたりの世帯数が極力少ない建物を探しました。それでも、やっぱりしっかりとした防火扉があるわけでもなく、廊下にある扉はどう見ても木造で物足りない感じです。「防火」とは書かれていますが。。。。

火事があったらどう非難するのでしょうか


 いずれにしろ、上海市政府も今回の火災を非常に重視しています。地下鉄で報道されているニュースも、ほとんどが火災関係のものでした。遺族たちへの対応を政府が間違えると、その影響は社会不安を引き起こす可能性もあります。
 今回は、その慎重さを非常に感じられます。政府の指導者たちが、迅速かつ積極的に続々と遺族や負傷者を見舞っているニュースは、特に印象的でした。こうしたPRは、中国ならではと思います。

 万博後の余韻や成功を祝う気分が、ここ最近の上海のメディアでは多かったですが、そうしたムードを一掃してしまいました。
 また、足下が危ない、ある意味砂の楼閣のような上海の都市開発を、私自身思い知らされた今回の火災でした。

 今回の火災が上海の社会に与えた衝撃を引き続き注視していきたいと思っています。

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題字が黒になった「新民晩報」
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