2010年11月11日

霧島の秋〜秘湯を巡って

 無事鹿児島から上海に戻り、いつもの診察スケジュールに戻っていますが、鹿児島で体験した様々な出来事が新鮮で、脳裏によみがえってきます。あらためて、全く違う環境で頭をリフレッシュさせることが大切だと思いました。

 上海から1時間ちょっと飛行機を乗ればいける鹿児島は、我々にとっては本当に便利だと思いますし、これからも中国などアジアからの観光客が増えるのではないでしょか?そんな潜在的なパワーを感じさせます。

 

霧島も紅葉が本格的です


 大河ドラマの関係で、龍馬とお龍の銅像を観光地でよく見かけますが、それ以外にも鹿児島の魅力はいっぱいです。鹿児島空港は、市内からすこし距離があり、車が40分ほどかかるのですが、そのために空港周辺にも沢山の秘湯があります。

 日本最古の露天風呂とも言われている和気温泉は、龍馬とお龍が新婚旅行のときに入った温泉として有名ですが、いまでも河原にお湯がこんこんとわき出ています。かなり道が狭く、車のすれ違いに苦労しますが、川縁にある露天風呂は、少々濁ったお湯で、風情が満点です。
 高校の日本史で勉強した宇佐八幡宮神託事件の和気清麻呂が、この地に左遷されて別部穢麻呂と改名させられた事件は有名ですが、この和気清麻呂もこの露天風呂にはいったことでも有名です。そのため、和気温泉と名付けられているとか。

上が和気温泉、下が龍馬が刀傷を癒した塩浸温泉


 坂本龍馬が絶賛した犬飼の滝も見に行きましたが、その近くに犬飼温泉公衆浴場もありました。鹿児島には、部落ごとにこうした天然温泉の公衆浴場があるそうで、農作業を終えた地元の住民たちが、お風呂に入るのだそうです。地元のじっちゃまとお風呂で交流するには、かなり方言のスキルが必要だそうですが、想像するだけでも心が温まりますね。

犬飼温泉の共同浴場 次回はぜひ浸かってみたいです!


 来年、偶然にも温泉気候物理学会が開催される予定の霧島温泉も車で走りました。湯気がモクモクと出ていて、非常にいい感じです。近くに温泉宿も多く、早速どこに宿泊しようか考えています。なにか鹿児島とは縁がありそうです。

 無理して中国の山奥の温泉探しをするよりも、九州へ飛行機で飛んだ方がなんかよさそうですね。

 霧島周辺には、沢山名水も湧いていて、こちらもかなりお勧めです。水が豊かで空気が美味しいところに、将来私は絶対移住したいですね。上海におれば、その有り難みを強く感じます。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  


 

えびの高原の不動池 空気が冷たかったです 下は霧島温泉
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類