すでに、契約が切れた運転手に対して、継続契約をしないという通達を出したところもあると聞きました。
昨日乗ったタクシー運転手によると、現在の初乗り3キロ12元から、4キロ18元程度にするという案も出ていると聞きました。いずれにしろ、近々値上げされるのは間違いないと思います。
確かに、私の妻も含めて、私の周りの中国の皆さんは、ここ数年給与がものすごいスピードで増えています。収入が増えると言うことは結構なことで、消費も刺激しますが、一方で消費者物価指数も4%を越え、食料品に至っては10%を越えてしまいました。
市場を見てみると顕著です。季節的要因もあると思いますが、確かにトマトもこれまで500グラム4元程度で買えたのが、今では7元前後にまで値上がっています。このままどこまで物価は上昇し続けるのでしょうか。
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購買欲で思い出しました。
先日、鹿児島空港から上海に戻るとき、飛行機はほぼ満席だったのですが、その大部分が中国の皆さんでした。週2便しか飛んでいないのと関係があるかもしれませんが、ツアー客も少なくなく、チェックインするのには結構並ばされました。ものすごい人の流れです。
地方の空港に多いのですが、ここもまだチェックインはコンピューター化されておらず、チケットには手書きの座席番号が。これでは作業が大変です。また、中国の皆さんは荷物が多い。20キロの制限に30キロ以上を持ち込む人はザラで、追加料金の手続きにも手間取っていたようです。
よくよく見てみると、単なる観光の人たち以外にも、農家などで研修生などの形で働いていた人も少なくなく、涙を流しながら日本の雇い主と別れを惜しむ姿も多く見かけました。鹿児島でも、中国の人たちとの人材面での交流が進んでいることを実感しました。
話を聞いてみると、「来たときは中国ファッション、帰国する時は日本ファッション」となるそうで、さぞかし多くのことを吸収されたのだと思います。
ところで、そうした中国の人たちが、飛行機の待合室でなだれ込むのはやはり免税店。鹿児島空港の免税店は、コンビニ程度の広さしかないのですが、みんな殺到し、大変なことになっていました。

お土産文化の強い中国だけに、そのココロはよく理解できますが、店員に商品を片手に「ニホンセイ?」と片言の日本語でしつこく話しかける姿が、興味深かったです。
一方で、私は、ああ、これから中国に戻るんだ、ということを強く実感したのであります。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて