2010年11月21日

家電好きにはたまらない「万得城」

 その昔、上海一の目抜き通りだった淮海路にあった「伊勢丹」。私のブログにもちょくちょく登場しましたし、一昔前の上海小姐の人気スポットでした。それが時代の変化とともに店はなくなり、今度はなんと欧州系の巨大家電量販店「万得城(Media Markt)」がOPENし、巷でも結構な話題になっていました。

 そろそろOPEN当初のほとぼりが醒めていそうだったので、じっくりと見に行ってきました。


 

建物は伊勢丹時代とほぼ同じです


 上海の家電量販店で、革命的な変化をもたらしたのは、米国系の「Best Buy」でした。日本では当たり前ですが、買い物かごをさげて家電量販店をまわるという概念は、まだその当時ありませんでした。また、パソコンの周辺機器なども、徐家匯などの「電脳城」にいって、本物か偽物か分からない商品を、店員に言われるままに価格交渉して購入するというスタイルでした。しかし、家電量販店の進出で、消費者が店先で、他社製品と比較しながら買い物できるというスタイルに変化してきました。

 Best Buyの場合、商品を限定しすぎてか、展示されている商品数があまり多くなく、そこが私にとっては不満でした。ところが、今回OPENした「Media Markt」に関しては、かなり強烈な品揃えです。特に、パソコン関係では、上海一ではないでしょうか。大型液晶テレビや、洗濯機なども半端ではないです。

 最上階にはなかなかおしゃれなカフェもあったりして、欧州系の量販店らしいなと思いました。

 こうした家電を見るのが大好きな私なら、1日中籠もっていられそうです。 こういった量販店のビジネスモデルは、日本が強そうにも思ったのですが、なかなか上海に進出してきませんね。ヨドバシカメラやビックカメラぐらいの品揃えの店があれば、無敵だと思うのですが。残念ながら、この「Media Markt」もそこまではいきません。また、BestBuyもやっているポイント制度もありませんでした。

 

 

 さて、私の今回の買い物での戦利品ですが、「PLCアダプタ」です。自宅にある4台のパソコンのネットワークは今や無線LANでいけるのですが、テレビ周りの設備で、ネットに接続すると便利な機器には、無線LANの受信装置がなく、ルーターからダラダラと線を引っ張っていました。

 そこで、コンセントを経由してLANを組めたらと思っていたのですが、なかなか適当な機器が見つからず、上海でずっと探していました。そこで見つけたのが、TP-LINKから出ている「PLCアダプタ」です。中国語では、「电力线以太网适配器」と呼ばれるようです。

 使い方は非常に簡単で、電話回線→ADSL→無線LANルーターと、ここまでは同じですが、その後ルーターからの有線LANを「PLCアダプタ」経由でコンセントにさし、そのまま家の電線を経由して、違う部屋のコンセントにさしてある「PLCアダプタ」に有線LANを接続してネット回線につなげるというものです。設定も殆どいりません。

 おかげで十数メートルあった有線LANのケーブルを外すことができました。娘がウロウロするので、ケーブルを引っかけないか心配だったのでしたが、これで簡単に解決しました。なんか嬉しいです。

 そのほか、結構いろいろなものがありました。以前は、日本に戻って買わないと!と思っていたものが、こっちでも簡単に手に入るようになり、本当に上海は便利になったものだと実感しています。その分、競争はますます激化しおり、小売業者の皆さんは大変ですね。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  


派手な買い物袋でした
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類