2010年12月22日

黙々と。。。。

 今日は、冬至です。冬至がくると、もう1年が終わりという実感がします。

 こちら中国では、冬至の日の夜には鬼が出るので、早く家に帰ろう、なんて言われるのですが、科学技術が発展した今日、そんなことを信じる人は少ないでしょうね。でもなんか私も早く家に帰りたいな、と思うのですが、今日は夜まで中医クリニックの外来があるので無理です。

 中医学にとっても冬至は大切な意味があります。冬至までは陰気が盛んになってきたのですが、冬至をピークに今度は陽気が盛んになってきます。さらに、今年もたくさん処方しましたが、膏方を服用する人は、この日からスタートすることが多いですし、中医クリニックでは、喘息やアレルギー体質の子供たちに貼る三九貼で忙しくなる時期でもあります。うちのクリニックでも、習慣的に中国人や台湾人の子供たちがたくさん来ています。

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 さて、今日は夜も遅くなるので地下鉄9号線で出勤したのですが、朝の地下鉄9号線には独特の重苦しい雰囲気があり、いつもになく静かなのですが、それもそのはずで、多くの乗客はひたすら携帯電話に集中していました。

 サイトを見る人もおれば、ゲームをしている人もいましたし、ドラマや映画を見ている人も。

 でもこうやってロングシートで、ずらりと携帯電話を黙々といじっている姿を傍観していると、なんか奇妙でもありますね。(私もその一員であったりする。)

 考えてみれば、私たちの時間はパソコンや携帯電話に驚くほど多く割かれています。便利になったとはいえ、アナログな時間が無くなってきたことは、何か寂しく感じてしまいます。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  
美容と健康に「松の実」を更新しました。
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2010年12月21日

「〜しながら」の食事は肥満の原因だそうで

 今日の上海、空気が最悪でした。

 遠くの建物をみても霞んでいるし、外に出て少しでも運動するものなら、喉が何となくイガイガ感じます。ちょうど今日は中医クリニックの休診日だし、家で静かに物書きをしていました。

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 ところで、家族で食事をするときはまずやらないのですが、一人のときについやってしまうのが、インターネットを見ながらとか、テレビ・新聞を見ながらの食事。みなさんもやっていませんか?

 イギリス・ブリストル大学の研究で、食べることに集中して食事をしなければ、肥満になってしまう傾向が強いことが紹介されていました。

 実験方法はこうです。

 2つのグループに分けた人に、同じお昼ご飯を食べさせます。一つのグループにはパソコンをしながら食事させ、もう一つのグループは食事に専念させました。その後、1時間後にクッキーを食べ与えると、パソコンをしながら食事をしていた人の食べたクッキーの量は、そうじゃないグループの2倍になったようです。

 結局、食べることに集中していないため、食べたこと自体を忘れてしまい、さらに食べようとする衝動にかられてしまうわけで、記憶や注意力が食欲に与える影響も大きいことが分かります。肥満傾向にある人は、食事時間は食事に専念することが無難なようです。

 会食などでついつい食べてしまうことが多いのも、注意力が食べること以外のほかのことに向かっていることと関係があるはずです。

夕方の写真ですが、霞んでいます


 家族同伴で駐在している人はともかく、長期出張者のホテル暮らしが、精神的にも肉体的にもダメージを与えることが大きいことは、よく知られたことです。
 そんな中、どうしても一人で食事することになり、ついついなにかをしながらということが多くなりがちですが、精神的・肉体的にもなるべく避けたほうが無難なようです。

 あと、たまにガツガツと食べ物をかき込むようにお昼を食べている人を見かけますが、これはやっぱりみっともないものです。そんなに早く食事をとあると、胃は満腹感を感じず、食べ過ぎてしまう傾向になります。

 食事の時の環境は、大切ですね。

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2010年12月20日

iphoneのもう一つの魅力

 2歳をすぎて、娘もいろいろなことをするようになりました。

 特に、電子ものが大好きで、iphoneやipadに絵本などのアプリをいれておくと、かなり長いこと一人で遊んでいます。便利なもので、日本語や中国語で読み聞かせてくれるアプリもいろいろありますね。

 操作が簡単なので、iphoneを渡してあげると、自分でスイッチをONにして、アプリまでたどり着き、目的の「お話」まで到達できていました。単純に、おもしろいのだと思います。

 そのほか、私や妻が台所で料理をしていると、自分もやりたいと言い出し、しゃもじと野菜くずをあげると、料理の真似を延々としていました。

 中国語に関しては、最近、様々な構文が使えるようになっています。

 如果-----的话,为什么?+因为, 让我-----,就是-----,などがその代表で、気分によって語尾に語気を示す啊 哦 嘛 なども使えています。また、質問につかう---吗?もお手の物です。今、人にものを頼むときに「请」が使えるように教えています。
 ただ、受身形の構文はまだ使えないみたい。すこし難しいですからね。

 

 

漢詩はかなりいけています。

春晓 (孟浩然)

春眠不觉晓,
处处闻啼鸟。
夜来风雨声,
花落知多少。

 や、

どこで覚えてきたのか、

咏鹅 (骆宾王)

鹅,鹅,鹅,
曲项向天歌。
白毛浮绿水,
红掌拨清波。

なんかはスラスラでてきます。
五言絶句が得意なようです。中国語で読むと、いいリズムになっています。

 日本語では、「アイアイ」や「お猿のカゴや」、「迷子の子猫ちゃん」、「カラス」なんかはよどみなく歌えます。毎日、毎日、何か新しくできることが増えてくるので、楽しいですね。

 子供の言語能力には感心させられます。

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