2010年12月06日

脳梗塞や心筋梗塞にご注意を

 これから8日にかけて、上海では急激に気温が下がります。今晩も十分に寒いですが、これ以上に寒くなるので、体調管理に気をつける必要があります。暦の上でも、7日は旧暦の11月2日の大雪です。まさに、寒くなることを暗示するようなタイミングです。昔の人の考えた十二節気は本当によくできていますね。

 もちろん、インフルエンザなどの感染症にも注意が必要ですが、中高年にとっては、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが非常に高まります。昨日も上海の街角で2人が急に倒れてなくなりました。今朝も、ジョギング中に1人なくなっています。いずれも50〜60歳代でした。

 特に、長時間座っていることが多く、緊張したり情緒不安定になるようなことが多い場合は、要注意です。

 冬至は陰気が最も盛んになる時期です。そういった関係からも、亡くなる方が増えると中医学では考えます。

 血圧のチェックも大切ですが、寝転んだり立ち上がったりするときは、無理な動作をせず、血圧が急激に変化しないようにすることも大切ですし、朝の寒いときの運動も控えめにしたいところです。

 必要な栄養を補給するために、野菜や果物の摂取を心がけてください。中医学的には、この時期からは身体を温めて潤さなければいけませんので、たとえば棗やリンゴ、山査子、ミカン、キーウイ、梨などもお勧めです。

 もちろん、この時期はある程度タンパク質の摂取も必要で、理想は脂肪分が低い、魚や豆製品などでしょう。

 7日は虹橋エリアで奈良県人会を行います。今回は、私がミニ講演の当番です。 
 ちょうど寒くなるときですので、暖まるために鍋をつつきながら、中医学の「足湯」についてお話しようと思っています。私も、中医クリニックの臨床でいろいろ実践していますので、興味のある方はぜひお越しください。(まだ受け付けていますので、メールで私にご連絡ください。)

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて 過敏性大腸炎と中医学を更新しました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類