このブログにも時々登場する、安徽省出身のアイさんは、2006年10月より来てもらっています。私が毎日新聞を買っている新聞屋さんのご主人(上海人)から紹介してもらったのですが、アイさんは、そのご主人が貸し出しているアパートに住んでいて、ちょうど仕事探しをしていたアイさんと出会ったわけです。
うちの妻から言わせると、アイさん探しは、極力仲介業者を使いたくないというのが本音で、いま、アイさんは上海市全体で不足気味というところから、大抵のアイさんは、仲介業者に頼まなくても、仕事を見つけてくるというのが現実のようです。となると、仲介業者を通じてアイさんをみつけてくる基準というのが難しくなります。
先日も、日本人家庭で、アイさんを3年間で数十人も変えてきたという方のお話を聞きました。仲介業者を通してのアイさん探しだったそうですが、小銭を盗むとか、調味料を持って帰るとか、さらに性病の問題とか、雇ってから次から次と問題が出てきたらしい。アイさんとして働くための健康証明書や資格などの偽造は日常茶飯事なので、そうしたものは全然アテにせず、自分で面接や健康診断を受けさせてから、判断するのだそうです。
我が家の場合、とりあえず2006年以降、アイさんは変えていません。確かに、妻の目が絶えず光っていますが、床に落ちた1角玉でも、ちゃんと拾って届けてくれる誠実さに満足はしています。
うちの場合、1日3-4時間の勤務で、日曜以外ほぼ毎日来てもらって、月800元支払っています。これが高いか、安いかは考え方は色々ですが、少なくとも、家事の多くを分担してもらえるので、非常に助かっています。
娘にも、アイさんと接することで、色々な人がこの上海で働いていることを、身を以て実感して欲しいと思っています。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
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