2010年12月21日

「〜しながら」の食事は肥満の原因だそうで

 今日の上海、空気が最悪でした。

 遠くの建物をみても霞んでいるし、外に出て少しでも運動するものなら、喉が何となくイガイガ感じます。ちょうど今日は中医クリニックの休診日だし、家で静かに物書きをしていました。

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 ところで、家族で食事をするときはまずやらないのですが、一人のときについやってしまうのが、インターネットを見ながらとか、テレビ・新聞を見ながらの食事。みなさんもやっていませんか?

 イギリス・ブリストル大学の研究で、食べることに集中して食事をしなければ、肥満になってしまう傾向が強いことが紹介されていました。

 実験方法はこうです。

 2つのグループに分けた人に、同じお昼ご飯を食べさせます。一つのグループにはパソコンをしながら食事させ、もう一つのグループは食事に専念させました。その後、1時間後にクッキーを食べ与えると、パソコンをしながら食事をしていた人の食べたクッキーの量は、そうじゃないグループの2倍になったようです。

 結局、食べることに集中していないため、食べたこと自体を忘れてしまい、さらに食べようとする衝動にかられてしまうわけで、記憶や注意力が食欲に与える影響も大きいことが分かります。肥満傾向にある人は、食事時間は食事に専念することが無難なようです。

 会食などでついつい食べてしまうことが多いのも、注意力が食べること以外のほかのことに向かっていることと関係があるはずです。

夕方の写真ですが、霞んでいます


 家族同伴で駐在している人はともかく、長期出張者のホテル暮らしが、精神的にも肉体的にもダメージを与えることが大きいことは、よく知られたことです。
 そんな中、どうしても一人で食事することになり、ついついなにかをしながらということが多くなりがちですが、精神的・肉体的にもなるべく避けたほうが無難なようです。

 あと、たまにガツガツと食べ物をかき込むようにお昼を食べている人を見かけますが、これはやっぱりみっともないものです。そんなに早く食事をとあると、胃は満腹感を感じず、食べ過ぎてしまう傾向になります。

 食事の時の環境は、大切ですね。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類