2010年12月24日

日本行きの医療ビザ

 2011年1月から、いよいよ外国人の日本行きの医療ビザが動き出すようですね。

 これまでも治療などの医療目的で日本に行けるビザはあったそうですが、有効期限は90日で、マルチビザではなかった。しかも、同伴者も無理でした。そのため、殆ど利用者がおらず、2年間で340人だけだったそうです。

 ところが、新しい制度では、医療ビザとしての有効期限は3年に、1回の滞在は最長半年、さらに有効期間中は何回も日本を訪問することができるということです。そして、付き添いの人も一緒にビザが取得できて、同様の待遇で滞在できる、というのですから、これは海外から訪れる外国人からすると便利になったものです。

 うちの上海人の妻も配偶者ビザを持っていますが、有効期限は1年しかないので、医療ビザのほうが優遇が大きいことが分かります。

 とはいえ、いずれも富裕層向けとしたビジネスの一環でしょう。外国から多くの人に日本に来てもらって、日本の経済を少しでも活性化させたいという狙いは明らか。韓国などアジアのほかの国でもすでに実施されているので、むしろ遅かったかもしれません。

 ただ、私自身の本音としては観光や医療までも資源にしないと、日本の経済が活性化できないというのは、本当に寂しい限りです。本当にこのまま日本は閉塞感いっぱいで沈んでいってしまうのでしょうか。。。。

 いや、決してそんなことはないはず。日本の立派な医療資源を、ぜひ世界中の多くの方に使っていただきたいものです。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類