1.春巻きや餃子の餡には使わない
料理するときの温度が高いときは、化学調味料が化学反応をするので、使わない。有毒なピログルタミン酸ナトリウムができてしまうらしい。揚げ物や蒸し物には注意が必要とのこと。
2.前菜には使わない
使っているのを見たことがある!要は、化学調味料は80℃前後ではじめてうまみが出てくるので、低すぎる温度では味に変化がでてこないので、生野菜などに使いたいときは、お湯に溶かしてから混ぜると味が出てくると言うことです。
3.肉類を料理するときは不用
当然ですよね。肉類にはうまみ成分のグルタミン酸が入っているわけですから、わざわざ化学調味料を入れる必要はありません。
4.酸っぱいモノ、甘いモノには使わない
化学調味料は酸性状態ではうまみが出てこない。また、甘い料理に使うと、逆に変な味に変わってしまうので使わない。
こうみてみると、本当に正しく化学調味料が使えるケースはそう多くないですね。いずれにしろ、ナトリウムを含んでいるので、血圧の高い人は控えるべきなのですが。
ついでに油の使い方も。こちらは健康とも関係があります。
1.動物性油と植物性油の両方を使うこと
中医学では、「なんでもホドホドに食べましょう」というのが大原則で、決して野菜だけとか肉だけとかを薦めません。というわけで、油は両方をうまく使い分けることが必要です。動物性油に多い飽和脂肪酸も身体には必要です。
また、一つのブランドの食用油を使い続けるのではなく、色々なメーカーの多種な油を使い分けるのが望ましいとされています。
2.高温で炒めるときのポイント
中華鍋で野菜を炒めるとき、油を敷いてから鍋を温めるのではなく、鍋を温めてから油を敷くのがポイント。よく先に油を敷いて煙をモクモクさせているのを見かけますが、この場合、発がん性物質などが発生しやすいので要注意。また、高温の油は野菜の栄養素を破壊してしまうことがあります。
3.高脂血症の人は、動物性油・植物性油両方を制限する必要有り
血脂が正常の人でも、通常は動物性油と植物性油両方を平等に摂取する必要があるのですが、一般的に1日25グラム以下だとすると、高脂血症の人は、20グラム以下にはしなさい、と中国では言われます。ただ、日本人からすると25グラムでも多いような印象です。
以上、中国生活での豆知識でした。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて