今更ながらなのですが、先日利用者として初めて虹橋空港の新しい第2ターミナルを利用させていただきました。本当に使いやすくなった、立派な空港です。
特に、雲南省昆明の空港から降り立ったとき、上海の底力を見せつけられた感じもします。
虹橋空港は、1996年に初めて私が上海に降り立ったときに利用した空港です。その当時、もちろん浦東国際空港はありません。入国審査を終えて、到着ターミナルに出てくると、白タクの客引きがゾロゾロ手を差し出してくる、なんとも怪しい空港でした。中国語もさっぱり分からず、ああ、中国に来てしまった!と強烈な衝撃を受けました。
できて間もない関西空港から来たので、余計にそう感じたのかもしれません。
その虹橋空港ですが、万博前に国内線用の第2ターミナルが完成しました。現在、日本・韓国・香港・台湾向けに使われている第1ターミナルも2〜3年以内に大改装する予定だそうです。1996年当時とほとんど変わっていない第1ターミナルは、どう考えても陳腐化が激しい。
ところで、2011年のスカイトラックススカイトラックス(Skytrax)社の調査では、虹橋空港が「世界で最も進歩するスピードが速い空港」第1位と、「中国でもっとよくできた空港」第2位に選ばれました。
実際に使ってみて、新しいターミナルではまずチャックインのカウンターが大幅に増えました。ただ、相変わらず仕事効率がよくないのか、時間帯によっては長い列になります。
中国の国内線のチェックインカウンターですが、どこの空港でも毎回行列で不愉快な思いをします。時間に余裕を持ってきていないのか、それとも順番をちゃんと並ばないのか、大混乱になることも少なくありません。
身分証明証を提示する安全検査のスペースも大幅に拡大されました。空港側では、安全検査での待ち時間は、95%の利用客が15分以内ということを約束しています。確かに、スイスイと行けました。
出発ロビーでは、パソコン用の充電コンセントも充実していましたし、無線LANもOK.もうすっかり当たり前になりましたね。
第2ターミナルでは、出発ロビーに飲食店も従事しました。KFCや東方既白などのファーストフードの軒を連ねており、街の中心部とほぼ同じ値段で食事ができるようになりました。
ただ、土産物の品揃えは今ひとつ。というか、あまり買ってみたいというものがありませんでした。
でも広々とした空港は、上海の顔として十分に機能を発揮しています。
ちなみに、浦東世紀公園近くにある我が家からでは、距離的に浦東空港も虹橋空港も大して変わらないのですが、浦西にいくにはどうしても渋滞を心配する必要があり、空港へ直結する地下鉄2号線も利用したいのですが、こちらはラッシュが心配。
結局のところ、交通アクセスの問題がまだまだ解決されていないのだと思います。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00|
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