2011年04月25日

上海動物園へ

 「動物園」とすこし年配のタクシー運転手に言うと、野生動物園と思ってしまうのだそうですが、上海動物園は、上海地元民は昔から「西郊公園」と呼んでいて、そちらの方が名前が通っているみたいです。私の妻も、「西郊公園」と言っておりました。

 26日は天気もよく、日中は汗ばむぐらいの陽気。

 せっかくなので、ちょうど中医クリニックの休診日だし、家族で上海動物園へ行きました。

 上海動物園の入場料は40元。市内どこも入場料は値あがりましたね。火曜日と言うこともあり、それほど混んでおらず、お昼の弁当を持ち込んで、芝生でピクニックもできました。

 娘をここに連れてくるのは、今回で2回目です。以前とどう反応が違うのか、私も非常に興味深かったです。

 2歳半になった娘は、代表的な動物を認識できます。とりあえず、日本語と中国語の名前は分かるようになりました。ただ、キリンや象などの大型動物はなかなか実物をみるチャンスがないので、この動物園の役割は大きいです。

 常設のエリアには、パンダもちゃんといます。ガラス越しなのがすこし残念ですが、愛らしい動作を観察できます。一番娘が反応した動物です。

 

 さらに喜んでいたのが、ヤギ。こちらは柵も低く、かなりリアルな感覚で接することができるので、大喜びでした。ヤギの鼻息までが感じられる距離です。

 実物の動物を見つけたときに子供の反応というのは非常に興味深いです。自分の感性に?!あったものを見つけると、ダーと走っていって大はしゃぎです。楽しそうな様子をみていると、親の私たちも嬉しくなりますね。来てよかったと。

 しかし、この日の上海は暑かった。
 私自身かなり日焼けしたと思います。

 上海動物園は芝生エリアも充実しており、敷物をもっていくと、木陰で昼寝するのに十分です。歴史ある公園は、木が立派に育っているのでいいですね。

 ただ、この時期、いろいろな花粉が飛んでいるからか、公園の一部エリアでは私の鼻が非常に調子悪かったです。そのエリアを抜けると大丈夫でしたが、アレルギーを持っている方は注意してください。


中国ブログランキングへ

「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  



posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年04月24日

トラウマ?!

 時々問い合わせがありますが、うちの中医クリニックは連休中は5月1日(日)の診察をお休みしますが、後は通常どおり診察をしております。
======
 久しぶりの育児日記です。

 実は、最近ちょっと困っております。

 娘がお風呂が大好きで、毎日バスタブにお湯を張ってつかっているのですが、唯一嫌がることがあるのです。

 それは「洗髪」。

 お風呂に落ちたりしたこともないし、水を怖がるような経験をさせたことはないハズなのですが、「髪の毛を洗う!」と宣言すると、大泣きしてしまいます。頭に水がかかるのがイヤらしい。

 大泣きしても、お風呂から出るといたって普通なのですが、浴室がわれんばかりの声ですので、いやはやすごいパワーです。

 トラウマでなければいいのですが。

 でも、私も小さい頃は洗髪がイヤだったような記憶があります。

 ちなみに、上海人の従姉妹は1歳年上なのですが、つい最近までお風呂に入ること自体を嫌がるのだそうですが、今は大丈夫といっていました。

中国ブログランキングへ

「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
火曜日午前10時のストレスを更新しました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年04月23日

元祖徐家匯・徐光啓公園

 徐家匯エリアは、上海でも有名なビルが立ち並ぶ大商業エリア。

 うちの中医クリニックは、これらビルに埋もれるようにあるのですが、私が仕事の合間にひょっこりと抜け出して休憩にいく場所があります。

 それが、徐光啓公園です。

 都会の中のオアシス的な場所で、徐家匯公園のようにいつ行っても人が多いわけでもなく、ベンチに座ってホッとするには私は気に入っています。

 この公園は、なんと言っても地元上海出身の明代の科学者、徐光啓(1562〜1633)のお墓です。お墓には十字架が建っており、徐光啓本人のほかにも、妻や孫たちの墓もここに集まっているそうです。

 中国に布教に来ていたイタリア人宣教師から数学など西洋の知識を学び、私たちが今でも使っている「幾何」という言葉を広めたのも、彼の功績だと言われています。また、上海エリアでローマ・カトリックをかなり早期に信仰した1人としても有名です。

 さらに軍事家としても有名で、大砲の研究も行っていました。天文学や暦の分野でも実績を残しています。中国の歴史を勉強すると、必ず出てくる偉人の1人です。

 
 

 そんな立派な人のお墓が、うちのクリニックのすぐ近くにあるなんて、光栄な話です。私自身、後世に業績を残すことができた偉人のお墓をお参りすることが結構好きです。

 自然科学を勉強してきた端くれとして、こうした上海の偉人の足跡をたどることができるのは、意義深いことだと思います。 

徐家匯という地名も、この徐光啓と関係があり、当時このあたりで農業研究を行っており、その末裔が多数住んでいたわけで徐家一族が沢山いたわけです。さらに、今は埋め立てられてしまった肇嘉浜もこのあたりにあり、交通の要衝でもあり、多くの川が集まる「匯」という字が当てられたようです。

 今でも徐匯中学やカトリック教会など徐家匯には文教に関する遺産が沢山残されているのも、まさにその当時の名残で、徐家匯はかなりアカデミックな場所でした。上海交通大学もこのエリア内ですね。我が母校、上海中医薬大学の旧キャンパスもこのエリアの外れにありました。私の20代の10年間はまさにこの徐家匯の成長を日々見てきたのです。

 ちなみに、1日の運動量から考えると、朝夕の出勤時の運動だけでは足りず、歩数的にもこうやってお昼休みなどに30分程度散歩しないと、机にばっかり坐って仕事をしている場合は全然ダメです。

 患者さんに毎日1日8000歩以上と言っている限り、自分が実践できないと全然説得力がありませんからね。

中国ブログランキングへ

「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
上海でなにかが起きたとき… 家族、友人、隣人を守れる人になる!安全・防災セミナー (虹橋国際機場賓館編)を更新しました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類