2011年04月22日

伸びる、伸びる鶏毛菜

 中華料理によく使われる鶏毛菜。

 我が家のベランダの家庭菜園にも、トマトと茄子の苗と一緒にしっかりと植えています。(というか、プランターに種をまいたら出てきました。)

 中国で食の安全の問題がとやかく言われるようになる前から、ベランダで野菜栽培をしているのですが、種から植物が出てくるという当たり前のことに、妙に毎日がワクワクです。今日もどれだけ大きくなったのだろう?と観察するだけでも楽しく、小さな生命に、せめてお水だけでもしっかりとあげようと思うのです。

 「ストレスの街、上海」と言われるように久しいですが、高層ビルの谷間に生活していると、こうした緑の恵みが嬉しく感じられます。

 うちの中医クリニックでも、ストレスに疲れて来られる方も少なくありません。いわゆる、西洋医学的に調べてもよく分からない、いわゆる不定愁訴のケースも多いのですが、私自身、市内中心部の高層ビルの谷間を歩いていると、なにかみえない圧力を感じてしまいます。これが積み重なると、ストレスになるのでしょうね。

 そんなとき、患者さんにはビルのない、巨大人工物の少ない場所にいくように薦めていますし、私自身もそうしています。
 
 ちょっとした工夫で、自然と混じり合り、心が穏やかになるものです。

 いろいろストレスが多い中国生活かもしれませんが、ニコニコして過ごす10分間も、イライラして過ごす10分間も、時間の立場からすると公平であり、だとするとイライラしていることが如何に損であるか、わかりますよね。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年04月21日

日本車はどうなるのだろうか?新しいTIIDAを見て

連絡】 4月24日と28日に安全・防災セミナーを開催します。28日は定員のため締め切りました。


 ついに始まりました!上海モーターショー。会場の新国際博覧センターが最も賑やかになる時期です。私も、ほぼ毎回かささず見に行っています。

 私にとって、今回のモーターショーは少し意味があり、そろそろ家族のためにも車が欲しいな、と考えておりました。そんな視点で、展示されている車をみると、見るところが変わってきますね。

 買う買わないは別にして、ファミリーカーとして中国人の間にも人気があるのが、日産のTIIDA。上海でも至る所で見かけます。

 中国上海で2011年度の新しいモデルがでるといくことで、前評判は結構高かったですが、私ももちろん日産のブースへいってきました。



  大人気の先代と比較すると、技術的にも明らかに進歩しています。4速ATが、CVTに変わっていましたし、車体幅も現在の1695ミリから1721ミリに拡大されていましたので、日本では3ナンバー扱いになるのでしょうね。

 ホイルベースも2600ミリから2700ミリに10センチ拡大されていて、後部座席のゆとりは格段によくなりました。装備的にも確かに魅力的になっているのでしょうが、果たしてこの車の値段はどう出てくるのか、そして、いつ頃発売されるのか、震災の関係もあり、心配されています。

 こちらの報道では、日本の自動車メーカーは部品不足のため、5月から中国の工場でも大幅に生産量を減らすという見方が一般的で、特に日本で製造されている自動車用の半導体の影響が甚大であるということです。

 特に、トヨタやホンダが出ている広州エリアでは、一時的な生産のストップが確実視されており、夏休みを前倒しにするみたいです。
 

 日本メーカーの回復が遅れれば、部品の在庫がなくなってしまう2ヶ月後に全世界の自動車生産高が30%以上落ち込むともいわれており、今回展示されたTIIDAも、いつになったら市場に出回るのか、心配しているユーザーも多いようです。

 もちろん、技術を守るために日本国内で重要な部品を作ることは必要でしょうが、地震というリスクがある以上、今までのような仕組みで生産し続けていることは、難しくなるのではないでしょうか。

 今回もモーターショーではたくさんの車が展示されていました。見た感じ、地震の影響はまったくないようにも思えますが、実はこの中国でもかなり根が深いことが実感されます。

 ただ、こうした貿易で成り立っている日本で、モノの流がストップしてしまうことは、世界の中からすると、存在感が地盤沈下しそうで、正直言って心配です。復活してもお客さんが戻ってこれればいいのですが。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年04月20日

中国国内線の機内食

【連絡】・4月24日と28日に安全・防災セミナーを開催しますが、28日は定員に達しましたので応募を締め切りました。24日はまだ席があります。

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 雲南省昆明から無事上海に戻り、今日20日からいつも通りの診察です。

 昆明の空港では、中国人の移動とぶつかったのか空港が大変な混雑で、2時間前に空港に着いたのに、チェックインを終えて出てきたのが、なんと出発15分前。いつも時間的に侮れないのが、中国の国内線です。もみくちゃにされました。

 ところで、日本では国内線の機内食と言えば、すっかり姿を消してしまいましたが、こちら中国ではますます健在というか、バリエーションが豊富になってきているように思います。(味は今ひとつですが。。。。)

 上海-昆明は所要時間で2時間半〜3時間程度。

 たぶんお菓子程度で、機内食が出るとは期待もしていなかったのですが、ちゃんと「食事」として出てきたのには驚きます。行きの夜のフライトでは、麺類とご飯の選択ができましたし、帰りの早朝のフライトでは、西洋式の朝食と、中華式の朝食の選択がありました。

 
 

上が夕食、下が朝食


 機内食といえば、先日利用した上海と関空を結ぶJAL便で登場した空弁が印象的。

 エコノミークラスの機内食で、本日のメニューが出てきたのにはびっくりしました。しかも、メニューの内容もいろいろ凝っていました。さらに、出てきたお弁当の内容がこれまたすごい。機内食を楽しむということは最近あまりなかったのですが、しっかりと楽しみました。

 今回の上海-昆明便では、行きも帰りも、離陸前と着陸後に機長のアナウンスがあったのにもびっくりしました。日本ではごく当たり前の機長のアナウンスですが、中国東方航空の飛行機を幾度となく利用してきて、いつもどんな機長が操縦しているのだろうか?というのが正直ちょっと不思議だったりして。。。

 アナウンスの内容も、決められたものではなく、今日のフライトの概況や、天気など親しみのもてるものでした。

 私にとっては15年前から乗り続けている中国東方航空の翼。ヨーロッパもカナダも飛びました。最近では、着実に存在感を増していると思います。

 と思って、ふと東方航空のマイレージ「東方万里行」をチャックしたら、うお〜、結構たまっていることが発覚。今度はどこに行こうかと少し企んでおります。


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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

空弁
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類