2011年04月16日

とんだ忘れ物

【連絡】・4月24日と28日に安全・防災セミナーを開催しますが、28日は定員に達しましたので応募を締め切りました。24日はまだ席があります。診察は20日から通常どおりです。

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 今の世の中、携帯電話がなければ、生活の根幹が揺さぶられるほど大騒動になってしまいますが、携帯電話といえども、電気がなければ動きません。そこで、今回は失敗をしてしまいました。

 雲南省に飛び立つ前、ギリギリまで診察をしていたのですが、出発前にバタバタしてしまい、充電していたipadに接続していた充電器を診察室に忘れてしまい、気がついたのは虹橋空港についてから。

 今更取りに戻るわけにも行かず、そのまま飛行機に搭乗しました。

 ご存じのように、iphoneは電池があまり持ちません。満タンに充電しても、2日目はやはり苦しい。さらに、今回の会議スケジュールはかなり詰まっていて、とても充電器だけを買いに行く時間はとれない。とりあえず、会議中や夜は携帯電話の電源を落とし、ネットや電話を極力避け、人力節電モードでがんばりました。

 そこで、とりあえず聯通に連絡して、どこかで昆明のどこかでIPHONE4の充電器を買えないか?と聞いたものの、テレフオンセンターでは、電話番号は教えないという冷たいお返事。

 しかし、諦めません。ここは中国です。しかも雲南省の省都昆明です。
 海賊版の充電器が絶対売られているはず、といろいろ訪ねてみたらありました。地元の人から、雲南省の電気街、「百匯商城」を中心としたエリアに電気街があることを知りました。ここに本物か偽物か分かりませんが、アップル関係の製品を売っている店が数軒ありました。

 東風西路や昆師路あたり、携帯電話関係の店がかなり軒を連ねています。この中で特に大きいのが「百匯商城」でした。その隣の、昆師路にアップル専門店があることを見つけ、めでたく充電器を買いました。120元也。(高い!と思いましたが、まあ仕方がありません。)

 さて、店員曰く、この充電器はアップルの本物だといいます。しかし、包装といい、製品の感じからして本物らしくない。

 でも、背に腹は代えられません。店先で、本当に充電できることを確認したら、とりあえず購入して使ってみることにしました。

 ホテルに戻り、早速充電開始。私のiphone4はみるみる充電されていき、ホッとしました。いや〜、本当に助かりました。

 しかし、世界共通規格のiphoneは、こんなとき便利ですね。備品がどこでも手に入りますから。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年04月15日

仕事 健康

【連絡】・4月15日15時〜18日まで昆明での会議出張のため休診です。

・4月24日と28日に安全・防災セミナーを開催します。

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 つい先日植えた鶏毛菜(ミニ青梗菜と私は呼んでいます)が、早速発芽してきました。この発芽スピードはなかなかのものです。そして、あと数日で食べられるようになります。両隣に茄子とトマトの苗も植えました。さて、無事に実るでしょうか。。。

 昨日の新聞で、25歳の会計事務所に勤めているOLが、就職後半年で病気で亡くなるという悲しいニュースが報道され、健康問題と仕事とのバランスに上海の社会で関心が集まっています。

 折しも、私自身、最近上海人のホワイトカラーで、亜健康状態で中医学での診察に来られる方を時々診ており、超競争社会に陥っている上海の厳しい現実を目の当たりにしています。

 私の上海の親戚や友達でも、会計監査をやっている人がおられました。監査で忙しいときはホテル缶詰で仕事をし、給与は高いのですが、体力勝負であるということは聞いていました。大卒でいきなり月1.5〜2万元をもらえるような仕事はそうありません。しかし、その殆どは今は離職されました。エクセル表の数字をみる世界だけでは、確かにうんざりしてしまうでしょう。

 今回亡くなった女性も、インフルエンザから体調を壊し、ウイルス性の脳炎で亡くなったと報道されています。きっと長期間の過労が身体の免疫力を傷つけてしまったの可能性もあります。

 


 「ストレスあるでしょう」といって、「ストレスがある」と答えられる人はまだ幸せです。一番よくないのは、ストレスがあることを自分自身で気がつかず、ひたすら暴走してしまうパターンです。自分は大丈夫と思っていても、心と体はなかなか同じようになりません。免疫力が落ちたり、円形脱毛症になったり、見えないところで身体は反応しています。

 結局「なるようにしかならない」と思って、毎日コツコツと生きていくことが、私はストレス解消の一つの方法だと思います。無理に背伸びしようと思ってしまうと、やはり身体にはきついです。

 震災後、日本のテレビをみていると「がんばろう!○×」といったたぐいのキャッチコピーが少なくないですが、私は被災した人だけでなく、被災していない人たちも燃え尽きてしまうことがないよう、やはり日常モードで物事をこなしていける持久戦体制に早くもっていかなといけないと思います。

 というか、目先の競争や利益も大事ですが、すべての人間にとって、「生きること」そのものが、持久戦ですからね。
 

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
言うことを聞かないのが医者?!を更新しました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年04月14日

安全・防災セミナーのお知らせ

 主催者から連絡が来ましたので、お知らせします。
 私もお時間をいただいて、お話しする予定でので、ご関心のある方はぜひいらしてください。なお、24日と28日は同じ内容のお話を考えております。

「上海でなにかが起きたとき…
家族、友人、隣人を守れる人になる!安全・防災セミナー」


[主旨]

 東日本大震災は、いくつもの「想定外」が連鎖し、未曾有の被害をもたらしました。安全な街と言われる上海ですが、「想定外」や「非日常」なことが起きないとは限りません。そこで上海日本人女性ネットワークでは、上海でなにかが起きたとき、家族や友人、そして隣人である中国人を守れる人になるための安全・防災セミナーを以下のとおり、開催いたします。
 セミナーではまず、被災地の声に耳を傾けることで被災によってもたらされるさまざまな現実を知り、復興に向けた長期的な支援の必要性を確認したいと思います。そして、「想定外」の事態に備え、上海に住む日本人として責任ある行動を取るため知識を学ぶ機会になればと思います。
 参加者は女性に限りません。男性もぜひご参加下さい。

[日時・場所] 
1回目  4月24日(日)午後2時〜4時  上海国際機場賓館(虹橋空港隣接) 
2回目  4月28日(木)午後1時〜3時  在上海日本国総領事館・広報文化センター(国際貿易中心)
[料金] 無料
[参加申込み] 事前に、jwn_shanghai@yahoo.co.jp にて受付。(名前と人数のほか、子供同伴の場合は子供の人数と年齢も明記下さい)
[定員] 各50名(先着順)
[主催] 上海日本人女性ネットワークhttp://blog.canpan.info/jwn_shanghai/
[共催] 在上海日本国総領事館(28日のみ)
[問い合わせ先] jwn_shanghai@yahoo.co.jp 
1893-025−5892

[セミナー内容]
1. 被災地の声を聞く   福島県上海事務所長
2. 震災報道による心の不安の解消――中医学の観点から
★家にあると便利な漢方常備薬/いざというときに利用できるツボの知識/中医学と精神疾患
講師:上海鼎瀚中医クリニック・藤田康介医師
3. 安全・防災の心得
★上海で被災もしくは非日常的な事態の発生時に起こりうる「非日常な現実」とはどのようなものか/非日常時の情報収集/避難先について/非常時に備えて準備しておくべき上海版防災グッズなど
   講師:危機管理コンサルタント・神田史緒氏
4. 応急処置講座
★被災時に備え、子供や家族、友人、そして隣人である中国人を守り、助けられる応急処置を実習。
   講師:ファミリークリニック・・小林昌明院長
5. 邦人保護について(28日のみ)
講師:横瀬大樹副領事

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて 
子供からのお手紙を更新しました。 
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類