中に赤い実が入っていたのですが、お粥の赤い実と言えば、梅干しを連想してしまいます。しかし、こちらでは赤い実は梅干しではなくて棗が入ります。
お粥と棗は結構深い関係にあり、さらにお粥にはほんのり甘さがあります。落花生などを入れることもありますね。
小さい頃、私はよくお腹を壊していたそうで、お粥しか食べられなくなったという苦い経験があり、未だに日本風のお粥はだめですが、なぜか中国風のお粥は大丈夫なのです。きっと、味にバリエーションがあるからだと思います。
梅と棗、色は似ていますが中医学的性質はかなり違います。
梅はその酸っぱさから、乾きを癒したり、下痢止め、咳止めなどの抑える作用があるのに対して、棗はその甘さからわかるように、気血を補ったり、胃腸の働きを高めたりします。イライラ防止にも棗は有効です。
でも、どちらも真っ白なお粥に彩りを添えるのにはぴったりですよね。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
胃潰瘍と鍼灸療法を更新しました。