2011年04月10日

上海の万博公園

 上海万博は、もうはるか昔のような記憶の彼方なのですが、実はまだ1年前のことなんですよね。その後、中国館には再度入ったのですが、万博会場が一部公開され、公園になったということなので、行ってみることにしました。

 今回のコースは、地下鉄7号線・8号線の耀華路駅から7号線の後灘駅まで、世博大道を歩いてみました。(結構、しんどいです。)

 まず、中国館はいまもブームが続いていまして、地方から上海にくる観光客の絶好の観光スポットになっています。この日も、中に入るまでに2時間程度待たされるという話を聞きました。道理で、観光バスが続々と入ってくるわけです。

 ただ、上海万博の世博大道に行こうと思ったら、どうも中国館方面からは無理で、世博軸を挟んで、中国館の反対側の道路を黄浦江に向かって歩くことになります。

 多くの商店が並んでいた世博軸は、今はまだクローズのままです。会場内にあった巨大歩道橋はすでに撤去され、視界はよくなりました。

 すでに稼働を始めているメルセデスベンツ・アリーナは、なかなかの威容を誇っています。時間があまりなかったので、中のチェックは次回にします。すでに大物アーティストのコンサートが行われています。

 付近は大型のビルが殆どないので、かなりすっきりした印象です。世博中心の建物は、かなり立派。今年の上海市の議会に相当する「両会」はここで開催されました。

 上海万博跡地の目玉は、なんと言っても世博公園でしょう。いつもの如く、BGMがやかましいのですが、景色は抜群です。ただ、後灘部分はまだ未完成なので、メインは盧浦大橋の東側です。
 
 ウオーターフロントになっていて、万博当時そのままの公園が残されていますが、手入れされて幾分いい感じになっていました。上海市内の公園では、トップ3に入るレベルだと思います。

 よく耳を澄ますと黄浦江の水の音が聞こえてきます。それぐらい、静かな空間が広がっています。

 その後、だれもいない世博大道をとぼとぼあるいて、後灘駅まで行ったのですが、保存が決まったスペイン館やフランス館が立派に建っていました。目をつぶると、なんかその当時の賑わいや、家族と一緒に出かけた思い出がフラッシュバックしてきそうです。

 祭りのあとの寂しさはありますが、でもあの時期しかない、期間限定だからいいんですよね。

 上海で静かに時間を過ごせる公園をまた一つ見つけることができて、嬉しかったです。ちなみに、公園の開園時間はAM8:00〜PM8:00で入場無料です。

 個人的には、道路が広い割に交通量が全然ないので、自動車運転の練習にはぴったりのエリアだとおもいました。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて 
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類