2011年04月15日

仕事 健康

【連絡】・4月15日15時〜18日まで昆明での会議出張のため休診です。

・4月24日と28日に安全・防災セミナーを開催します。

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 つい先日植えた鶏毛菜(ミニ青梗菜と私は呼んでいます)が、早速発芽してきました。この発芽スピードはなかなかのものです。そして、あと数日で食べられるようになります。両隣に茄子とトマトの苗も植えました。さて、無事に実るでしょうか。。。

 昨日の新聞で、25歳の会計事務所に勤めているOLが、就職後半年で病気で亡くなるという悲しいニュースが報道され、健康問題と仕事とのバランスに上海の社会で関心が集まっています。

 折しも、私自身、最近上海人のホワイトカラーで、亜健康状態で中医学での診察に来られる方を時々診ており、超競争社会に陥っている上海の厳しい現実を目の当たりにしています。

 私の上海の親戚や友達でも、会計監査をやっている人がおられました。監査で忙しいときはホテル缶詰で仕事をし、給与は高いのですが、体力勝負であるということは聞いていました。大卒でいきなり月1.5〜2万元をもらえるような仕事はそうありません。しかし、その殆どは今は離職されました。エクセル表の数字をみる世界だけでは、確かにうんざりしてしまうでしょう。

 今回亡くなった女性も、インフルエンザから体調を壊し、ウイルス性の脳炎で亡くなったと報道されています。きっと長期間の過労が身体の免疫力を傷つけてしまったの可能性もあります。

 


 「ストレスあるでしょう」といって、「ストレスがある」と答えられる人はまだ幸せです。一番よくないのは、ストレスがあることを自分自身で気がつかず、ひたすら暴走してしまうパターンです。自分は大丈夫と思っていても、心と体はなかなか同じようになりません。免疫力が落ちたり、円形脱毛症になったり、見えないところで身体は反応しています。

 結局「なるようにしかならない」と思って、毎日コツコツと生きていくことが、私はストレス解消の一つの方法だと思います。無理に背伸びしようと思ってしまうと、やはり身体にはきついです。

 震災後、日本のテレビをみていると「がんばろう!○×」といったたぐいのキャッチコピーが少なくないですが、私は被災した人だけでなく、被災していない人たちも燃え尽きてしまうことがないよう、やはり日常モードで物事をこなしていける持久戦体制に早くもっていかなといけないと思います。

 というか、目先の競争や利益も大事ですが、すべての人間にとって、「生きること」そのものが、持久戦ですからね。
 

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
言うことを聞かないのが医者?!を更新しました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類