奈良の鹿で有名な奈良公園。
奈良県民の私にとっては、非常におなじみの場所なのですが、いざ実家にもどってもなかなか行くことはありません。でも、高校時代は自転車に乗って王寺から奈良公園までよく走ったのもです。斑鳩の法隆寺・法起寺、西ノ京の薬師寺や唐招提寺を経由するいい「自転車道」があり、おすすめでもあります。
平城宮跡を見学したあと、こちらも久しぶりに奈良公園へ行ってきました。
お昼は、東向き商店街にあるうどん屋さん「むぎの蔵」で冷やし鴨汁つけ麺をいただく。以前、この店はなかったなあ、と思いつつ、冷たい麺を暖かい鴨汁でいただくのがよかった。体も冷やしません。国産の小麦をつかった、かなりこだわりの麺だそうです。
今回、ぜひみておきたかったのが興福寺の国宝館。平城遷都1300年祭りで、
リニューアルした国宝館は、マスコミにもたびたび紹介され、一度入っておく価値が十分にある博物館です。
あの有名な阿修羅像をはじめ、木造千手観音菩薩立像(もくぞうせんじゅかんのんぼさつぞう)などの実物を拝むことができます。
博物館の中は、暗めになっていて、うまくスポットライトが仏様に当たり、荘厳な雰囲気を感じることができるようになっています。今風にいうと、まさに癒しの空間だと思います。静かに癒しの音楽も聞こえてきます。
仏様をみると、自然と心が和んできます。この感覚は、中国でみる仏様とはちょっとちがうんですね。
どうも中国の、歴史の浅い金ぴかの仏様には、このように心を引きつけられるものがいまひとつないのです。なんか俗世間から抜け出せないのです。
しかし、この興福寺の仏様は違いました。作者の精神が伝わってきそうな感じがします。心を病む人が日本でも少なくない昨今、こうした仏様を時間を過ぎるのを忘れて眺める一瞬も欲しいところです。
このあと、たくさんの修学旅行生に出会いました。
地元奈良に、これだけの児童・生徒の皆さんに来て頂けて、私もうれしい限りです。奈良は、観光で盛り上げないと経済がなかなか活性化しません。大きな声で、「こんにちは!」と挨拶してくれる小学生の集団にも会いました。
せっかくここまできたので、藤原氏の氏神である春日大社へお参りに行くことにしました。奈良公園では最高のパワースポットだと思います。もちろん、500円はらって、本殿の方も行きました。
お土産に、車にはる「交通安全」のステッカーも買いました。
歯医者の予約の時間も迫ってきたので、JR奈良駅へ戻り、大阪へ出ました。
JR奈良駅も、これまた立派!私が高校時代に使っていた駅は、今は観光案内所に変わっていました。昔の建物をしっかりとあったことで安心しました。
新しい奈良駅が高架になったのは知っていたのですが、コンコースが奈良らしい木造の雰囲気になっていて、たくさんの外国人観光客がシャッターをきっていました。ムードあるモダンな建築物は、中国などではまず作られない日本の特徴でもあるので、ぜひ大切に使っていきたいところですね。
上海に長くいて、たまに日本に戻ってくると、同じアジアとはいえ日本は成熟した都市だとしみじみ実感するものです。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて 日本でいつもの歯科へ 歯と全身疾患を更新しました。
posted by 藤田 康介 at 00:00|
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