2011年07月31日

片道1時間ほどで行ける上海の自然

 父親が上海にきているので、半日利用して、崇明島まで久しぶりにクルマを走らせました。

 浦東の我が家からだと、楊高路からかなり便利で、金海路から外環状(S20)へつなぎ、悪名高きG1501(外環状の外環状で、一部区間は道路が非常によくない)から長江トンネルを経由して、長興島へいき、長江大橋を渡って、崇明島へ着きます。橋・トンネルの通行料金は片道50元でした。

 朝8時に出発し、9時過ぎには東灘に着いていましたから、以前、船を使って半日がかりだったことを思うと、遙かに便利になったものです。

 

 今回の目的地である東灘は、崇明島の東の端に位置し、野鳥保護区でもありますが、湿地公園も整備されていて、駐車場もちゃんとできていました。

 一時期、崇明島が大ブームになりましたが、この日は土曜日にもかかわらず人がほとんどおらず、静かな湿地の風景を楽しむことができました。

 

 お昼は、ここももう何回も宿泊で訪れている東灘国際会議中心(ホテル)へ。

 自家製の野菜、地鶏、山羊肉までもが自家製という地産地消の食材にこだわったレストランがこの東灘国際会議中心にあり、美味しく頂きました。

 都会の喧噪から逃れるのには、上海近郊ではここが一番好きです。

 なんせ、半日で往復できるのですから。ちょとしたドライブには最適でしょう。

 路肩には、スイカを売っている農民の姿も。

 今回は時間の都合で農作物は買いませんでしたが、我が家の食卓に並ぶ野菜の多くは、この崇明島から配送されてきています。

 上海の街で、空気のいいところは本当に貴重だと思いました。

 父親も、摩天楼ばかりの上海とまた違った一面をみられて、興味深かったようです。

中国ブログランキングへ

「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  



湿地には水陸両用のこれがベストですね!運転してみたい。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年07月28日

記録をつくる瞬間(世界水泳をみて)

 世界水泳いってきました。

 私自身、スポーツ観戦はほとんどしたことがありません。高校時代在学中に母校奈良高校が春の選抜に出場となり、応援に甲子園へいったり、友達に誘われてプロ野球を大阪ドームへ1度見に行ったぐらいでしょうか。

 今回も、まさか世界水泳を見に行くチャンスがあるとは思いもよらず、とはいえせっかくのチャンスなので、日本からやってきた父親と観戦にいきました。

 わざわざ父親が世界水泳のために日本からやってくるのもすごいことなのですが、それもそのはずで、なんと父親が大学で教えているゼミ生が今回の大会に出場し、それもメダル候補で(すでにこの地点でメダルを獲得されていたのですが。。。)、日本から応援にやってきたということでした。なんか、メダリストの存在が、ものすごく身近に感じられます。

 

 東方体育センターは、ちょうどあの上海万博会場の近くにあり、巨大な建物が印象的です。スタジアムの中は、観客の熱気であふれていて、入るだけでテンションの高さを感じられました。

 私たちは、一番高い位置の席に陣取り、観戦しました。

 地元中国だけに、中国チームの声援は確かにすごかったのですが、そのほかの国々の人たちも国旗を持ち出して、大声援をおくっていました。

 選手たちは、この日のために懸命な準備をしてきたわけですが、この晴れ舞台がまさにこの目の前で行われていることに、すごく不思議な錯覚に襲われました。

 ちょうど、目の前で水泳女子50メート背泳ぎの寺川選手が見事な泳ぎで銀メダルをとり、表彰台にまで上る様子をじっと見ていましたが、その決定的瞬間が、目の前で行われたことに、テレビとはまた違う感動がありました。

 なるほど!スポーツ観戦とは、こういう感覚なんだとある種初めての体験です。

 そんななかで、日の丸が揚がったこともすごかったですが、もし君が代が聞かれたら、それこそもっと感動するのでしょうね。

日の丸が揚がっている瞬間 中国の応援団は太鼓持ち込みでした


 中国でこうした大きな国際大会が行われることは、もう決して珍しいことではありませんが、中国が力をつけてきたことにより、年々体裁がととのってきていることを感じます。

 29日はいよいよ父のゼミ生の決勝戦です。はたして金メダルがとれるのか、楽しみですね。

中国ブログランキングへ

「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて



寺川選手が表彰台に
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年07月27日

明代の木造船を見に

 あまり知られていませんが、なかなか見応えのある博物館を見つけました。

 上海浦東新区の臨港新城にある、中国海事博物館です。上海市中心エリアからだと、高速道がつながっているので、所要時間は1時間ほどでした。

 この博物館は、国立博物館クラスのもので、中国海事局の管轄に入っています。船の帆をデザインした建物も印象的でした。入場料は大人50元で、無料駐車場は完備されています。50元というと高く感じるかもしれませんが、船が好きなら、十分に1日楽しめる充実度でした。

 目玉はなんといっても、博物館の中央部分に復元された明代の木造船。これは圧巻でした。全長31メートル、高さ26.4メートルあり、福建省から浙江省沿岸で製造されたものを、浙江省舟山地区の舟職人たちが再現しました。

 かなり立派な木で組まれていて、この船だったらかなり遠洋までも行けそうな感じがしますね。

 

 この博物館には、中国の船に関するあらゆる情報が詰まっていますが、体験する施設もあり、いろいろ工夫がみられました。

 木造船は、この船以外にもいろいろ展示されていました。

 歴史のコーナーでは、遣唐使船のエピソードも。奈良県人としてものすごく気になるのですが、展示された当時の地図に平成京というのが書かれており、「?」と思いましたが、よく見ると平城京との間違いだったようで。。。。こういう間違いは、すこし恥ずかしいですよね。

中国ブログランキングへ

「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類