中国からするとおむつ外しは遅かったですが、うちの娘もやっとおむつが外れました。
結局、日本から買ってきたトイレに設置するおまるよりも、中国式に子供用のおまるのほうが便利みたいで、トイレのときはそちらへ走っていきます。
さすがに、夏の暑さでのおむつは気持ち悪いようで、親からあまり色々言われなくても、おむつを嫌がるようになり、多少の失敗はしながらも、徐々におまるに坐るようになりました。それと同時に、不思議なもので、夜寝ているときもおむつは濡れることはなく、乾いた状態が続いていたので、自然と夜のおむつもしなくなり、現在に至っています。(というか、暑くて自分でおむつを脱いでしまっていた

夜尿症については、学生時代に小児科の講義でも勉強しました。排尿に関する反射中枢は脳幹と脊椎にあるため、発育が進むと、大脳皮質からの指令が反射中枢に伝わり、おしっこが出来るわけですが、もしこの大脳皮質からのコントロールがうまく行かなければ、夜尿症などになるわけです。とはいえ、ホルモンのバランスが崩れたり、精神的ダメージがあったり、もちろん遺伝も関係しても夜尿症になります。もし、両親が共に夜尿症の経験がれば、子供は7割の確率で夜尿症になるようです。
いずれにしろ、発育が非常に大切なわけです。
興味深いのは、今まで夜寝ているときにおむつが重かったうちの娘が、だんだんとおむつのなかにおしっこをしなくなり、それが夜になるとおしっこに行きたいと起き出すようになったことです。ちゃんと身体がコントロールできるようになるのだと、感心しました。
一般に、5歳以上で、睡眠状態で週2回以上失敗し、その状態が6ヶ月以上続けば夜尿症と診断されますが、ただ先天的な原因もあり、尿検査やレントゲンも含めてしっかりとその原因を探る必要はあります。
中医学的にも昔から色々な夜尿症対策の方法が伝わっています。とはいえ、冷静に原因を探って、いろいろ考えてあげたいものです。
ここ数日涼しい上海ですが、エアコンなしでも夜寝ることができるので嬉しい限りです。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて