私自身、スポーツ観戦はほとんどしたことがありません。高校時代在学中に母校奈良高校が春の選抜に出場となり、応援に甲子園へいったり、友達に誘われてプロ野球を大阪ドームへ1度見に行ったぐらいでしょうか。
今回も、まさか世界水泳を見に行くチャンスがあるとは思いもよらず、とはいえせっかくのチャンスなので、日本からやってきた父親と観戦にいきました。
わざわざ父親が世界水泳のために日本からやってくるのもすごいことなのですが、それもそのはずで、なんと父親が大学で教えているゼミ生が今回の大会に出場し、それもメダル候補で(すでにこの地点でメダルを獲得されていたのですが。。。)、日本から応援にやってきたということでした。なんか、メダリストの存在が、ものすごく身近に感じられます。
東方体育センターは、ちょうどあの上海万博会場の近くにあり、巨大な建物が印象的です。スタジアムの中は、観客の熱気であふれていて、入るだけでテンションの高さを感じられました。
私たちは、一番高い位置の席に陣取り、観戦しました。
地元中国だけに、中国チームの声援は確かにすごかったのですが、そのほかの国々の人たちも国旗を持ち出して、大声援をおくっていました。
選手たちは、この日のために懸命な準備をしてきたわけですが、この晴れ舞台がまさにこの目の前で行われていることに、すごく不思議な錯覚に襲われました。
ちょうど、目の前で水泳女子50メート背泳ぎの寺川選手が見事な泳ぎで銀メダルをとり、表彰台にまで上る様子をじっと見ていましたが、その決定的瞬間が、目の前で行われたことに、テレビとはまた違う感動がありました。
なるほど!スポーツ観戦とは、こういう感覚なんだとある種初めての体験です。
そんななかで、日の丸が揚がったこともすごかったですが、もし君が代が聞かれたら、それこそもっと感動するのでしょうね。
中国でこうした大きな国際大会が行われることは、もう決して珍しいことではありませんが、中国が力をつけてきたことにより、年々体裁がととのってきていることを感じます。
29日はいよいよ父のゼミ生の決勝戦です。はたして金メダルがとれるのか、楽しみですね。
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