崇明島までは、家からクルマで1時間程度で行けるので、最近時々ドライブに出かけるのですが、G40高速道路の上海長江トンネルを抜けたところに、長興島があり、一度も訪れたことがなかったので、中医クリニックの午後の空き時間を利用して、すこしクルマを走らせて見ました。
自宅から長興島までは、ナビで30キロ弱程度の距離です。
まだ季節外れですが、長興島はミカンで有名。季節になると、ミカン狩りに訪れる観光客が増えます。また、近年では上海万博の関係で江南重工などの造船会社が進出してきていて、一大造船基地になっています。島をクルマで走らせると、ドックの姿がよく見えました。
近日、中国の航空母艦のニュースが多いですが、ここの造船施設も、ある意味戦略的な意味があると思われます。大型船の製造では、中国もかなり力をつけてきていると日本のメーカーに努めている友人から聞きました。
長興島の隣には、横沙島がありますが、こちらは橋がないので、フエリーで渡ることになります。
近年、このあたりは上海市の水道水の水源開発としても脚光を浴びていますし、大型造船の基地として、存在感を増しています。とはいえ、長江の水が濁っているので、ここでもやはり濁りは一緒。空気はそこそこ美味しいのですが、なかなか自分の求める自然環境には巡り会うことはできません。
しかし、この長興島で目にした長江の流れは速く、まるで潮騒のような波の音を耳にすることができました。
17時を過ぎたことになると、造船工場に勤めていた人たちが一斉に帰宅。大抵の人が、出稼ぎ風にもみえましたが、電動自転車で道路が埋め尽くされます。そうなると、クルマを走らせる空間すらなくなってしまいます。

道路一杯に広がった民工たちの移動を目の当たりにすると、人のパワーってすごいなと思ってしまいます。彼らが一旦集まってしまうと。。。。
人をまとめる(管理する)のは、大変なことです。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
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