月曜日午後〜火曜日の休診日を利用して出かけてきました。
上海からは高速道路が繋がっていて、今回は、S32→S12(ガラガラ高速道路)からG25→G318(トラック街道)とつなぎ、最後は杭長高速道路(貸し切り高速道路)で安吉県の北側につきます。そこから、地道で南下すると、安吉県の市街地にでて、後は山道を登ると、目的地の「江南天池」の到着します。
高速道路料金は全部で100元ほど。ETCは、上海エリアではOKでしたが、予想通り浙江省では使えませんでした。
さて、江南天池の標高は約1000メートル。天目山系の山奥で、グネグネの峠道にクルマを走らせますが、途中工事で1車線通行となっている箇所が数カ所ある程度で、あとは基本的に2車線のいい道でした。
中国って、道路が意外といんです。
さらに、山へクルマを走らせるときの景色が最高で、飽きさせません。上海を2時頃に出発して、夕方6時過ぎには到着しました。娘がいたので、途中数回サービスエリアでトイレ休憩をしています。
山の頂上には、発電用(揚水発電)のダムがあり、そのそばに宿泊施設ができています。宿蓮施設を中心に、温泉(天然かどうかはすこしあやしい。。。)とスキー場があり、ちょっとしたリゾート気分を味わえました。温泉は施設も新しく、清潔感一杯だったのは嬉しかったです。
【データ】安吉江南天池度假村
住所:浙江省安吉天荒坪
電話:0572−5041858
ただし、ホテルの食事が今ひとつ。沿線には、たくさんの農民たちが民宿や食堂を経営しているので、そこに行くのもおすすめかもしれません。
しかし、山の空気は本当に美味しい。
気温はかなり低めで、とくに夜は寒いほど。エアコンとはまったく無縁の世界で、私もクルマの窓を全開して走らせました。
天目山系は、私も大学時代に中医学の生薬採集の実習で出かけたことがありますが、ものすごくいい印象がありました。きっと、山の様子が日本に何となく似ているからと思います。
帰りは、ぐるっと峠を登って、臨安を経由して、G56から杭州市の外側をぐるりと回って、杭浦高速道路で戻りました。
安吉から臨安までもグネグネの峠道になりますが、安吉は竹林ばっかりだったのに、こちらは木々が生い茂っています。太湖の源流もこのあたりにあるようです。
杭州におれば、こういった山のドライブが自由にできるのに、上海からだと杭州までのアプローチがしんどいですね。もうすこし近ければと思います。高速とはいえ、やはり疲れます。
上海近郊の水郷などは食傷気味、しかも炎天下での観光はつらい、という方なら、浙江省近辺の山々はおすすめだと思います。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
静けさと涼と温泉を求めて〜浙江省安吉江南天池〜