2011年08月10日

目の前でガチャーン

 うちの中医クリニックは、徐家匯にあるのですが、ちょうど虹橋路と番禺路の角に位置しています。どちらも交通量が多く、特に朝夕のラッシュ時間帯はクルマの長い列が出来るのですが、事故も少なくない。

 つい先日、歩いて交差点を渡ろうと信号待ちをしていたら、目の前でタクシーが中央分離帯にある電柱に正面から突っ込む瞬間を見てしまいました。

 右側の車線に急に車線変更したクルマがあり、それを避けようとしたタクシーが突っ込んだのでした。
 中国では車線変更は本当に無意識的に行われるので、横からクルマが割り込んでくるのを前提に運転しないとダメなのですが、直進していたタクシーもスピード出し過ぎ。

 あ!っというまにガチャーンと音がし、シューとガスが抜けるような音と共に、ぶつかった電柱にぶら下がっていた街灯が落下しました。

 私も、信号が変わるや否や、事故車と中にいた運転手と助手席に座っていた乗客を見に行きましたが、乗客が頭をすこし切った程度で、幸い大きなケガはなかったようです。ただ、タクシーの車両は廃車ですね。

 私の中国人弁護士の親友が言っていました。「他人に運転を任せて、事故に遭うのはなんとも悔しい。」と。

 一理あると思います。

 確かに、上海のタクシーは便利ですが、運転がめちゃくちゃ。どう考えてもスピード出し過ぎです。うちの娘も、タクシーに乗ると酔ってしまうのですが、私が運転すると大丈夫です。

 命はみんな平等とは言いますが、命の価値観は絶対違うと私は思います。

 命を犠牲にしてまで稼ごうとするタクシー運転手も居ます。でも乗客はそんなこと微塵も思っていません。

 特に、浦東空港から市内中心部へぶっ飛ばすタクシー運転手に多い。無理することは辞めてほしいです。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて  
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類