2011年08月20日

セブンイレブンとファミリーマート

 最近、浦東の我が家の近くでもセブンイレブンがOPENしました。

 このあたりは、もともとファミリーマートばかりでした。

 迎春路と呼ばれる1キロほどの通りに、3店のファミリーマートがOPENしています。どこもそこそこお客さんが多いのですが、このなかにセブンイレブンが最近OPEN。コンビニ激戦区になりそうな様相です。

 上海のコンビニの歴史は、まさに私の上海生活の歴史とほぼ同じで、96年に上海師範大学で語学留学をしていたときに、ローソンが登場、おにぎりがコンビニで売られていることが大変な評判になったほか、おでん(関東煮)も、上海のコンビニの定番メニューになりました。

 そのローソンが、いまはなぜか一時期と比較すると苦戦気味のようで、店が消えていったりしているのですが、かわってファミリーマートとセブンイレブンが台頭してきました。ローソンは、上海登場当時、店員はおばさんばかりだったのですが、ファミリーマートとセブンイレブンは、若いアルバイトを投入していました。それだけでも、かなり雰囲気が違ったことを覚えています。

 こちらのセブンイレブンは台湾系です。よって、中国ならではの中華式の弁当販売方式はさすが。暖かいできたてのおかずが1品1品ビュッフェ風に並んでいて、熱々のご飯のうえにかけるスタイルで、自分で選べることができるのがミソ。

 中国では、いくら時間的にルーズでも、きっちりとお昼ご飯は時間通りに食べますし、また、暖かい食事に対してのこだわりは非常に強い。極端な話、時間通りに食べられなかったら、暴動が起こってもおかしくないぐらいのこだわりがあります。

 暖かい食事しか食べないという習慣は、たとえばコンビニのお寿司でも、温めてしまうぐらいなのです。

 時間通りと熱い料理というのは、中国での食生活では欠かせません。

 上海でこれだけコンビニがあっても、まだまだ中国全国というわけではなく、たとえば、長江デルタエリアでは江蘇省の南京とかにいってもほとんど見当たりません。また、二線都市と呼ばれる中小の都市となると、まずありません。

 スーパーや百貨店でも夜10時ぐらいまで営業している上海。
 ある意味、夜でも比較的治安が安定していて、都市生活へのあこがれが強く、新しもの好きな上海人の性質も手伝って、これだけ上海にコンビニが拡大したのかもしれません。

中国ブログランキングへ

「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

【連絡】日本出張のため9月2日午後2時から9月12日午前まで休診します。


posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類