2011年08月23日

柳の樹液と昆虫

 我が家の近所にある世紀公園。

 このブログにもたびたび登場していますが、ここにクワガタ(オオクワガタ系か?)がいることは、かなり前の記事でもご紹介しました。

 ところが、先日、うちの中医クリニックに来られた患者さんで、世紀公園で「カブトムシを見つけた!」という話を伺い、私も思わず「おお!」と思いましたが、日本と違って上海の子供たちにはカブトムシもクワガタムシも人気がないため、話題にもなりません。

 その方のお話では、カブトムシの雄は日本のオスと角の形は同じと言うこと。

 中国大陸なのだから、ヘラクレスやアトラスまでいかなくても、なんかもう少し変わった角のカブトムシがおればと少し期待していたのですが、残念でした。でも、中国は広いからきっともっと色々なカブトムシが生息しているのかもしれません。

 ここ人口2000万人の大都市上海にも、しっかりとカブトムシやクワガタムシが生息できていることに、私は感動しました。

 ところで、気になったのは、いったいどの木の蜜を吸っているのか?という問題です。

 カブトムシ・クワガタムシ=クヌギというイメージを持っていたのですが、これは世紀公園では当てはまりません。その手の樹木はないからです。

 そこで、いろいろ調べてみて分かったのが、柳。

 実は、柳の木も、クヌギのような強烈な香を発散させる樹液が出るのですね。知りませんでした。

 さっそく観察にいってみると、幹から樹液がしみ出していて、チョウチョが蜜を吸っていました。これだけ蜜がでていれば、十分でしょう。

 幸い、中国江南エリアには柳がたくさん植えられています。

 カブトムシやクワガタ虫にとっては、格好の環境でしょうね。

 ただ、木の幹を傷つけるので、人間からすると害虫なのでしょうが。。。。

 また公園を散策する楽しみが増えました。

 カブトムシ・クワガタムシを見つけるのは、男のロマンです!

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

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「処暑」のあとの中医学的養生を更新しました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類